オンライン専用プランは収入減に直結
続いて人気なのがKDDI「povo」だ。高橋誠社長によれば「およそ100万件」。前回の決算会見では「100万件が見えている」とのことだったが、今回は「およそ100万件」ということで「およそ」がついた。しかし、「およそ」として丸め込まれている数字が気になるところだ。これが「数千」なのか「数万」なのか、それとも「数十万」なのか。どれくらい四捨五入されているか、高橋社長の口ぶりからは判断に迷うところだ。
こちらも「auの稼働数が減り、その分、UQモバイルやpovoの加入が増えている」ということで、他社から顧客を獲得しているというより、au内でユーザーの契約先が切り替わっている印象だ。
意外にも少ない契約者数だったのがソフトバンク「LINEMO」だ。宮川潤一社長によれば「50万契約にも満たない」ということであった。
人気度でみれば、ahamo、povo、LINEMOということになるのだが、キャリアの経営視点で見れば、人気になっているのは必ずしも諸手を挙げて喜んでいい状況とは言いがたい。メインブランドで提供していた高めの料金プランから、安めの料金プランに切り替わっている人がほとんどで、それだけ収入の減少に直結するからだ。
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