●接続料の低廉化見込んだ料金設計
MVNOはMNOから回線を借りる際、接続料を支払う。総務省ではMVNOが今後も競争力のある料金プランを提供できるよう「アクション・プラン」を掲げており、2月中にもMNOからMVNOに対して新たな接続料が提示される計画であった。
しかし、接続料の提示を待ってから料金プランを策定していては、1年で最も契約が獲れるとされる「春商戦」には間に合わない。特に今年の春商戦は3キャリアが相次いでオンライン専用プランを投入する。4月1日には楽天モバイルも新料金プランがスタートし、1GB未満であれば0円で利用できるようになる。
IIJとしては、早いタイミングで新料金プランを発表することで、既存のIIJmioユーザーに「新しい料金プランは魅力的だからやめないでね」というメッセージを出すことを優先したというわけだ。
ただ、新たな接続料が提示されていない中での料金値下げということは、接続料の値下げ予想が外れた場合、収益が悪化する恐れもある。実際、IIJは過去に接続料の予想を外して収益が下がったこともあれば、想定以上に値下げされて、収益が上向いたこともある。
IIJ、矢吹重雄MVNO事業部長は「将来の予見性や研究会などの情報交換をした上で料金設定をしている」として、接続料は基本的には低廉化が見込まれており、中長期的に回収できる見込みを立てているという。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第294回
iPhone
「iPhone Duo」は“客寄せパンダ”? アップルが36万円の折りたたみモデルを出す理由 -
第293回
トピックス
折りたたみiPhone、ついにGalaxyとガチンコ勝負 サムスンが築いた“アップルにはない強み”とは -
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 -
第284回
AI
OpenAIやグーグルを使い分ける、“AIのMVNO”が存在感 - この連載の一覧へ











