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T教授の「戦略的衝動買い」 第616回

コロナ禍の中、最強の強制排気マスク「Philips Breeze」を衝動買い

2021年01月22日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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一時売り切れだった専用フィルターも年が明けて買えるようになった

高価だがガジェットを超えた実用マスクのベストワン

 昨年末、少し出遅れたためにアッという間に売り切れになってしまった専用フィルターも年初には供給が正常に始まり、先週、5枚入りのパッケージ(1500円前後)も入手した。筆者の使用目的は普通のマスク+メガネの曇り防止だが、本来効果を発揮するのは花粉症やPM2.5の世界かもしれない。

 最後に、衝動買いした筆者は購入時には気にもとめなかったが、ブリーズマスクの本体重量は一般的なマスクに比較すると数字の上ではかなり重い。現在、政府も推奨する一般的な不織布マスクは実測すると3g前後、流行のウレタンマスクやナイロンマスクが7g前後、ちょっとこだわりのあるナイロンマスク+フィルターでも20g前後だ。

 ところがブリーズマスクは、いつものキッチンはかりで実測してみると驚きの61gもあった。もちろんファンモジュールとリチウムイオン充電池を搭載して、高規格のN95専用フィルターまで搭載しているのだからある程度は重いのは当たり前だ。

 しかし実際に装着してみると、不織布マスクの20倍もの重さがあるとはまったく感じない。きわめて素人的な考えだが、その最大の理由は"装着性能のナチュラルさ"だと思った。実際にフィット感はウレタンマスクと同等かそれ以上だ。

フィリップス・ブリーズマスクは、今なら一般的な不織布マスクが500枚買えるほど高価だが、目的が明確なら十分その価値のある実力派ガジェットだ

 ブリーズマスクカバーの見事な立体デザインは、型崩れしないようにファンモジュールとリチウムイオンバッテリーを繋ぐ短いケーブルが常時保ってくれる。そしてソフトな耳ひもと、フレキシブルに曲げることのできて鼻の形状にフィットしてくれるスポンジプレート付きの専用フィルター。これらすべての効果でマスクには唇が触れることはなく、会話もきわめてスムーズ、そして重さを感じない。

 フィリップス ブリーズマスクはきわめて高価だが、まだまだ続くコロナ禍の時代を快適に過ごすことのできるガジェットユーザも楽しめるガジェットを超えた実用マスクのベストワンだ。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:フィリップス「ブリーズマスク」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:9800円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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