本体の入出力ポートはデータ転送と映像出力をサポートするUSBポート、USB 3.1(Type-C/Gen1)×2 とUSB 3.0×1、microSD、microSDXC、microSDHCメモリーカードスロットときわめてシンプルだが十分な構成だ。駆動時間は内蔵バッテリーで11時間。コンパクトなUSB Type-C ACアダプターが標準付属する。
キーボードは筆者の常用ラップトップであるThinkPad X390と同じ6段キーボード。78キー日本語キーボードで、ポインティングデバイスはマルチタッチのタッチパッドだ。WindowsとChrome OSの差による最上段のファンクションキーを除き、キーレイアウトはほぼ同じ配列だ。
最下段はFnキーとWindowsキーがないおかげで、大きなスペースキーが確保できてうれしい。またキーピッチもThinkPad X390と大きく変わらず約18mmは確保できている印象だ。実際に筆者が使ってみてもキー入力時における問題点はほとんど思い当たらなかった。ただ左ドッグレッグのエンターキーが少しスリムな感じでエンターキーの代わりに間違ってときどき"「"や"」"を叩いてしまうことがあったがこれも慣れの問題だ。
しばらく実際に使ってみると"DEL"キーのないことや、バックスペースキーの代わりに電源オンオフボタンを押してしまうことが気になった。またフリーズした時の再起動キーコンビネーションが不明だったり、いろいろな点に気付いた。しかしいずれも慣れとキーコンビネーションがわかり解決した。そこで今回は実際にChromebookを使って原稿を書いてみることにした。
普段はWindows環境で、エディターの「秀丸」を使ってテキストを書いているが、当然ながら秀丸はChromebook用には開発されていないWindowsアプリなので、同じように軽快でシンプルなエディターとしてJota+とProKeyでクラウドストレージのDropbox内のファイルを直接編集できる形式にしたモノを使ってみた。
多少不慣れなところもあるが、それほど大きな障害もなく書き進むことができた。そして、ネットでの調べ物は、Windows環境でも普段からブラウザーにはChromeを使っているので違和感はゼロで快適だ。
ご存知のようにChromebook上でもChromeブラウザーの中では、まったくWindows環境と同じ感覚ですべてのアプリがまったく問題なく快適に動作してくれる。加えてChromebook上では、Google Playストアからダウンロードできるスマホ用のアプリも並列的に動作する。
Chromebook上では、FacebookやGmail、Googleカレンダーなどを、Windows環境と同じようにChromeブラウザーの中からウェブサイトにアクセスして表示、利用する方法と、それぞれを単体のアプリとしてGoogle Playストアからダウンロード、インストールして使うスマホのような利用方法の好きな方を選ぶことができる。
今回衝動買いしたChromebookで両者を実際にやってみたところ、いずれもChromeブラウザーの中からウェブサイトにアクセスしてアプリを実行したほうが、固有のアプリをダウンロード、インストールしてやるよりも遥かに高速で間延びしない画面でより快適だった。
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