1台目のChromebookをいつどこで買ったかは覚えていないが、2台目のChromebookは今年の6月に衝動買いして、7月にこのコラムでも紹介した。登場以来、昨今は2度目の脚光を浴びる時期であるかのようにメディアに取り上げられることも多く、都内では大手家電店のパソコン売り場に専用コーナーを設けるところもあるように、販売や認知度の向上に力を入れているプロダクトでもある。
普段からWindowsパソコンを使っている筆者ではあるが、特別なCPUパワーや桁違いのグラフィックパワーを必要とする映像処理系アプリを使うこともなく、日常生活の大半はChromeブラウザーの中で終始することが多い生活だ。もはや普通の人ならスマホとChromebookだけで、十分な時代なのかもしれない。
どうもChromebookは名前の成り立ちからして、インターネット時代に自宅内で使うデスクトップパソコンのリプレース機としての位置づけが強いようだ。各社の商品企画のスペックが、どこのメーカーをみても、非携帯型のノートパソコン(ラップトップPC)のイメージだ。低コストも商品企画の目的のひとつなのかもしれない。
また同時に学校や企業、家庭内でのワイアレスLAN環境第一で、WANのサポートがほとんどなく、Wi-Fiサポートが唯一のコミュニケーションルートである製品が大半のような気がする。筆者的には、ChromebookにはWi-Fiに頼らないWANの機能と、楽々と持ち歩ける超軽量性を求めてしまうので、長らく筆者とは反りの合わない商品だった。
そんなChromebookの世界で、つい最近になって、ASUSが990gという軽量級の製品を発売したので、この6月に衝動買いしてしまった。一度、軽いChromebookを経験してしまうと1.5キロ近辺の重量級Chromebookには目を向けることもなくなってしまった。残るはWAN環境の装備だけだ。
ASUSのChromebookを1週間ほど使って慣れた頃、レノボが販売中のIdeaPad Duetという商品が存在することに気付いた。もう30年近く、モバイルPCにはThinkPadを使っている筆者にとって、基本的に「なんちゃらPad」とかいう名前を冠した商品はまず頭から"まがい物感"が強くスペックもまったくみないのが習慣だった。今回はこれが災いし、寄り道でASUSのChromebookも買ってしまった。
しかし実際にASUSのChromebookを使ってみると、その軽快さやChromeブラウザーの中での操作は慣れ親しんだWindowsパソコンとまったく同じ、おまけにGoogle Playのスマホアプリも大きな画面で使えてしまうというハイブリッドな便利さだった。重量は別にして結論はやっぱりChromebookにして大正解だった。
そんなハッピー感覚の時にIdeaPad Duetを見つけてしまったので、ASUSのChromebookは速攻で友人に譲って、IdeaPad Duetを速攻でまたしても衝動買いしてしまった。

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