
「Acer Chromebook C720」に続いて2台目のChromebookを衝動買いしてしまった!
11月13日の国内発売日にGoogleが牽引する「Acer Chromebook C720」を衝動買いしてしまった。
衝動買いの顛末詳細は、こちらの記事をご覧いただくとして、筆者はスマホにはピッタリだと思うモダンUIの載ったWindows 8が嫌いだ。それに昨今、大半の日常的な仕事はウェブでの処理が増え、Windowsアプリでないと困るという必然性がなくなってきた。
重そうな仕事は自宅にあるハイパワーなデスクトップPCとWindows 7ですべて解決する。さいわいにもアウトドアでこれらデスクトップPCで行なっている作業と同じことをやる必要性はほとんどないのが筆者の現実世界だ。
モバイルワークでは概念的にも使い勝手的にも、Chromeの下で動作するウェブアプリだけでほとんど十分なのだ。そんなワークスタイルゆえ、Chromebookは筆者には最適なハードウェアとソフトウェア環境を提供してくれるワークプレイスだと言える。
先月衝動買いしたAcer Chromebook C720は、要件的には筆者のやりたいことの100%を満たしてくれた。しかし、しばらくモバイルワークで使ってみると、些細な事かもしれないが、いろいろ残念なことが目についてきてしまった。
C720を買ってすぐ気になったのは、無骨過ぎる全体的な外観デザインと重量、大き過ぎるACアダプター、あまり高品質じゃない液晶ディスプレーだ。そんな時に、発表された時期は少しだけ古いが国内では正式発表・販売されていないHPの「Chromebook 11」をウェブショップで見つけた。
同価格帯のChromebookの中では唯一、見やすいIPS液晶を採用し、重さはC720より200g近く軽量。専用コネクターではなく、microUSBポートを持つ本体に、極めて小さな100gほどのUSB/ACアダプターで充電できるという。アマゾンで購入した並行輸入品のChromebook 11は、送料込みで3万7800円。先に正式購入した国内モデルのAcer C720より5600円ほど高かった。
同じGoogleの提唱するChrome OSで動作するネットワーククライアントなので大きな差異はないが、CPU処理速度やUSB 3.0ポート、HDMI出力端子、SDメモリーカードスロットの有無などのハードウェアスペックはAcer C720の方が確実に上だった。
それでも筆者のモバイル環境での適合性を考えた場合、たとえ価格的には高くても、ハードウェアスペックは多少劣っても、HP Chromebook 11の方が優位だと考えて衝動買いのリベンジしてしまった。
ブルーカラーの滑り止めと4色に光るLED
モダンなイメージのHP「Chromebook 11」
ミリ単位の寸法比較にこだわらないなら、Chromebook C720もChromebook 11もどちらも薄くて持ちやすいイメージだ。好みは分かれるが、C720はトップ面と底面が見た目も感触もまったく違う。どちらかと言えば、Chromebook C720は少しクラシカルなモバイルPC的デザインだ。
Chromebook 11は横幅が広く、奥行きが短いワイド系のスタイルで、背面に特徴的なブルーのラバー製の滑り止めがアクセントになっており、実質的にも持ちやすい構造や安定したデスクトップでの操作性を提供している。テーマカラーのブルーはキーボード回りのグリルとしても採用され、デザインの一貫性がある。
そして、青、赤、黄、緑の4つのカラーがGoogle Chromeのアイコンデザインにも採用されているテーマカラーだが、Chromebook 11はパワーオン時にはトップカバーのLEDライトでこのカラーを表示するというオシャレな構造を実現している。
(次ページに続く、「USB 3.0もHDMI出力もないシンプルなハードウェア」)

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