メディカルケアステーション(医療介護連携SNS)栄養スクリーニングツールを正式リリース
エンブレース株式会社
~新型コロナウイルス感染症でハイリスクとされる低栄養を予防~
医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(以下、MCS)」を運営するエンブレース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松下和彦、以下エンブレース)は、医療介護従事者間で患者の栄養状態をMCS上で確認し、共有して把握できる「栄養スクリーニングツール」をリリースしましたのでお知らせいたします。MCSにユーザー登録していただければ、どなたでも無料でご利用いただけます。
超高齢社会の日本では今、高齢患者の低栄養が課題となっています。低栄養になると、体重の減少や筋肉量・筋力の低下、気力・認知機能の低下、免疫力の低下、骨密度の低下などが起こり、フレイル※1に陥りやすいと言われています。
また新型コロナウイルスでは、高リスク患者の背景因子※2の1つとして低栄養が考えられています。このような感染症などのリスクを考える上でも、栄養管理は欠かせません。
しかし、低栄養は自覚症状がないことも多く、患者本人やその家族も気づかないことが少なくありません。高齢患者の栄養状態を早期に発見し、必要に応じて栄養介入を実現するために「栄養スクリーニングツール」を開発いたしました。
この「栄養スクリーニングツール」を医療介護従事者間で連携し、栄養管理サポートとして活用していただくことで、早期に低栄養を予防・回復できる効果が期待できます。
※1 フレイルとは、体重の減少、疲れやすさ、歩く速さや筋力の低下などがみられ、このままでは要介護の状態になる可能性が高い状態のこと。
※2 参考:JSPEN公式サイトの「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療と予防に関する栄養学的提言-JSPEN12の提言-」
MCS栄養スクリーニングツールの特徴
簡単に栄養状態の入力・評価が可能
これまで紙で記入・管理していた栄養管理評価表を、MCS上で画面の案内に沿って回答、評価できるので、簡単にスクリーニング結果を確認することができます。
▲栄養スクリーニングヒアリング画面イメージ
簡易栄養評価表(MNA(R)- SF)を採用
簡易栄養評価表(MNA(R)- SF)に基づき構成された6つの質問に回答することで、 対象患者さんの栄養状態を「低栄養」、「低栄養のおそれあり」、「栄養状態良好」の3段階で評価します。質問に対する回答の入力が終了すると、スクリーニングの結果が表示され、栄養状態を瞬時に判断することができます。
▲スクリーニング結果のイメージ
スクリーニング結果を患者を支える医療介護従事者間で共有可能
栄養スクリーニングの結果は、医師、看護師、ケアマネジャーや管理栄養士など、患者さんを支えるメンバー間でMCSを通じてオンラインで共有することができます。また患者さんの栄養状態に応じた推奨アクションも表示されます。患者さんの栄養状態を早期に確認し、必要に応じて低栄養の改善に向けた取り組みができるようお役立ていただけます。
▲MCSイメージ画像
■「MCS栄養スクリーニングツール」についての詳細や導入に関してのお問い合わせ先
MCSサポートデスク
TEL 0800-123-6611
FAX 03-6447-2062
E-Mail support@embrace.co.jp
エンブレースは、今後とも患者を支える医療介護の多職種間コミュニケーションを通じて、栄養介入支援をはじめ社会課題の解決に貢献してまいります。
医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(MCS)」について
MCSは、エンブレースが提供している非公開型 医療介護連携SNSです。病院、クリニック、薬局、介護施設などで働く医療介護従事者の多職種連携や患者・家族とのコミュニケーションツールとして、全国11万人以上の医療介護従事者にご利用いただいております。導入から運用までトータルでサポートしていますので、安心してご利用いただけます。
・MCSサービスサイト: https://www.medical-care.net
・活用事例のご紹介: https://post.medicalcare-station.com
エンブレース株式会社 概要
会社名:エンブレース株式会社
所在地:東京都港区南青山2-24-11 フォーラムビルディング6F
設立:2001年11月6日
代表取締役社長:松下 和彦
事業内容:ソーシャル医療介護プラットフォーム事業、医療介護ケアアプリ、サービスの提供支援
コーポレートサイト: https://www.embrace.co.jp