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石川温のPCスマホニュース解説 第77回

au、楽天モバイル対抗 クレジットカード強化で迎撃へ

2020年05月26日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●「10GB」「家族割」が強み

 そもそも、Rというプラン名称は、ワイモバイルが先に設定していた。そのワイモバイルは、プランMにおいては、最初の6ヵ月は2980円、家族割引サービスの適用で2480円となっている。データ容量は月々9GBだが、キャンペーンで12GBに拡大されている。

 ワイモバイルは、この料金で1回10分までの国内通話が含まれているのだが、UQモバイルは月額700円のオプション扱いとなっている。いずれにしても、横並びにすると数字的には同じものが並ぶようにできており、ユーザーとしてはかなり悩ましい見え方をしているのだ。

 楽天モバイルの場合、楽天モバイルの自社構築ネットワーク内であれば「使い放題」というメリットがある。一方、UQモバイルは使い放題ではないが「全国で10GB使える」という点をアピールする。楽天モバイルは自前網であれば使い放題だが、都内であれば地下街やビル内などはKDDIのネットワークにローミングする形となる。また、自前網ではない場所では、KDDIローミングに依存し、その際は月間5GBまでという制約がある。

 この制限に対して「UQモバイルは全国で10GB」という点が優位点になるというわけだ。

 もちろん、楽天モバイルには家族割引がないため、UQモバイルの家族割で2480円というのも強みになる。

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