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新車を買った情報2020 第46回

なぜ私はマツダ ロードスターRFにマキタの掃除機をつっこんでいるのか?

2020年03月28日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■この作戦から得られた大きな教訓

 さて、その結果ですが、コトは作戦の説明通りに進みまして、実にあっけなく成功。作業にかかった実時間はトータルで10分ほど。ならばなぜもっと早くやらなかった。そこが最も悔やまるところであります。いつものようにこの作戦の一部始終を動画にまとめてございます。静止画では伝わりにくい部分もあるで、もしお時間があればご覧ください。

 最後に、今回の作業で得られた教訓が3つございます。

 教訓その1は「1家に2本ピックアップツール」であります。世界中のどのようなご家庭でも、外したクリップがフレーム内に落ちて行方不明になる可能性はゼロとは言えません。転ばぬ先のピックアップツール。これは2本必要です。

 教訓その2は「思いつきで余計なことをしない」。今回の災禍を招いたのは、せっかく用意周到に計画したピックアップツールのリレー作戦を反故にして、思いつきでチャチャっとやろうとして、しくじったからであります。

 教訓その3は「思いついたらすぐ実行」。やればすぐ解決するなら、さっさとやれば良かったんであります。なにしろクリップが変に動いたら嫌だというので、私は1月半ばから2月半ばまでクルマを動かしておりません。雪道の一番楽しい季節を棒に振ったわけです。ああ、もったいない。

 さて、教訓その2と3が矛盾した関係にあることにお気づきでしょう。どんな思いつきなら正しく、どんな思いつきならダメなのか。それは実際にやって経験してみるまで分からない。実はこれが最も大きな教訓であります。

 いま、感染拡大を防ぐために不要不急の外出を避けよう。ライブも集会も自粛だという話になっております。ですがそれが続くと経済は縮小するのみ。経済がおかしくなっても人は生きていけません。この矛盾をどう解決するべきか。どのような行動をとれば、感染抑制と経済活動のバランスが取れるのか。我々は現在、あれこれ経験しながら学習を進めているところなのであります。

 柄にもなく真面目なことを言ってしましましたが、この大感染時代を共に生き抜いてまいりましょう。そしてピックアップツールは必ずご用意ください。それではまた。

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