パナソニックが新たなVRデバイスを開発
パナソニックは1月7日、VRデバイスのプロトタイプを発表した。
眼鏡型の筐体に、Kopinとパナソニックが共同開発したマイクロ有機ELパネルを搭載する。解像度はUHDで、VRデバイスとして初めてHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応する。画素境界が網目のように見える「スクリーンドア効果」の発生を抑え、自然で滑らかな映像を表示できるという。
また、Kopin、3M、パナソニックの3社が共同開発した光学モジュールを採用しており、歪みを抑えた自然な映像を超単焦点で表示できる。
さらに、磁性流体を用いたテクニクス独自のダイナミック型ドライバーを採用することで、振動板の正確なストロークを可能とし、超低歪再生を実現したとのこと。
他にもパナソニックがこれまでテレビやBlu-rayプレーヤーなど映像機器の開発で培ってきた信号処理技術とテクニクスの音響技術、デジタルカメラ「LUMIX」の光学技術を融合させることで、臨場感のある仮想現実を体験できるとアピールする。
今回発表したVRデバイスのプロトタイプは、1月7~10日にラスベガスで開催中のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2020」で展示する。
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