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東京モーターショー 2019レポート 第6回

東京モーターショー 2019

バイクもクルマも蓄電機も! 見どころたくさんのホンダブース

2019年10月28日 16時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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ついに市販が見えてきた
ホンダ「Honda e」

 電気自動車のHonda eが発表されたのは、前回の東京モーターショー。それから開発がすすみ、当時とほぼ同じデザインでの発売が予定されている。サイズは全長と全高はFITと比べ少し小さく、全幅が少し大きい(いずれも数センチの差)程度。ただ、フロントのドアは長く、いっぽうでリアドアは小さいという印象。シティコミューターとしての使い道を想定しているようで、航続距離は220km程度。注目は後輪駆動のFRレイアウトで、街中での走りが愉しめるのではないだろうか。

 インテリアはかなり印象的。木質なダッシュボードはエコをイメージさせる。そして目を惹くのがインラインに配置された大型のインフォメーションディスプレー。サイドミラーまでカメラ化しているので、視線移動は少なくて安全性も高いのではないかと感じた。

 FITと同様に2スポークのステアリングを採用。ひょっとしたらHondaは今後、2スポークステアリングに変えていくのではないかと思わせる。

 シートはファブリック素材でクッションは肉厚。座り心地はかなりよく、質感も高い。価格は未定だが、カジュアルな高級車という印象を受ける。

 荷室は後輪駆動ということもあってか底面が上がっている印象。そして欧州コンパクトカーでよく見かける傾向である後席が若干狭い印象を受けた。なおホンダは2輪のEV化も視野に入れている様子。こちらも注目だ。

 ホンダのブースで見かけたもので興味を惹いたのは、既発売のハンディータイプ蓄電機「LiB-AID E500」をベースとしたオーディオ仕様のE500。どうやら社内にオーディオマニアがいるらしく、E500を使うと「音質が向上する」という話から1年かかえて開発したようだ。フルテック製オーディオグレードのコンセントをはじめ、オーディオマニアの痒いところをついている。価格は27万円で200台限定とのこと。電力容量から考えるとD/AコンバーターやCDプレーヤー、そしてヘッドホンアンプなどに好適だが、並列化すれば蓄電量がアップするので、小出力パワーアンプなどにも使えるだろう。

 そのほか、アフリカツインをはじめ2輪にも注目プロダクトが多いHondaブース。東京モーターショーでチェックしてみよう。

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