重い・高い・速すぎるニッサン「GT-R」
では、ここからエマーソン・レイク&パーマーの「庶民のファンファーレ」を聴きながらお読みください。
ニッサン・R35「GT-R」は価格差3倍以上のランボルギーニやフェラーリと互角に勝負できる庶民のスーパーカーであり、アラブの石油王そのほか、特権階級のみが体感できた時速300kmの世界を民主化するマシーンであります。
登場は2007年ですが、現在も生産が続くロングセラー。と、申しますか、このご時世ですから、おいそれとモデルチェンジもできないんでありましょう。ゴーンの時代は遥か彼方へ行ってしまいました。
新車では1000万円を超えるGT-Rも、初期型の中古なら400万円台からスタートです。10年落ちの高出力車ともなれば、いかにニッサン品質でもなにかあるに決まっていますが、イタ車と違って目が飛び出るほどの修理費用がかかることはないはずです。私はそう信じたい。
重い車重と四輪駆動でハイパワーを受け止め、高い速度域でも安全に走らせようというコンセプトは、ライトウエイトスポーツのロードスターの対極で、3ペダル式の手動変速機仕様もありません。
身近な人の話を聞くと、サーキットで走らせてもやることがなくて退屈するくらい快適なんだそうでありますが、これを羨ましいと感じるか、つまらないと思うかは、その人次第。
以前、このクルマに乗り、日本の一般道を時速280kmで走った方の動画が話題になりました。地球規模のコミュニケーションを促進すると考えられたインターネットも、結局はロクなことになっていませんから、特権を庶民に開放したところで、YouTube映え程度の発想しか浮かばないのも致し方ありません。
果たして技術の進歩とはなんぞや。ロードスターRFを買わなければ、問い続けながら走ることもできます。ただし制限速度は守りましょう。ではまた次回!
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