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T教授の「戦略的衝動買い」 第542回

Windows 10 Pro搭載の超小型“チビパソ”「GPD MicroPC」を衝動買い

2019年07月31日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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HD解像度の6型ディスプレーを搭載
両手持ちで操作できるポインティングデバイスもアリ

 クラムシェル型のMicroPCの液晶部分を持ち上げて開くと、アスペクト比16対9、解像度1280×720ドットの6型サイズ、Gorilla Glass 4対応の液晶ディスプレーが登場する。全体サイズのコンパクト化と入出力ポート拡張性の実現の設計上、液晶画面は180度オープンにはならず140度近辺となるが、一般的な使用においてはまったく問題はない。

6型の液晶ディスプレーと多少変則的なレイアウトのキーボード。トラックポイント派の筆者だが、両親指で使うタッチパッドは、なかなか使い良くてすぐに慣れてしまった。電源ボタンの右横のスライドスイッチは、背面のファンのAUTOとOFFの切り替えスイッチ。OFFにする根拠が無いので筆者は常時AUTO。ファンの回転音は気になる人もいるだろう

6型の液晶ディスプレーと多少変則的なレイアウトのキーボード。トラックポイント派の筆者だが、両親指で使うタッチパッドは、なかなか使い良くてすぐに慣れてしまった。電源ボタンの右横のスライドスイッチは、背面のファンのAUTOとOFFの切り替えスイッチ。OFFにする根拠が無いので筆者は常時AUTO。ファンの回転音は気になる人もいるだろう

 CPUはインテルの「Celeron N4100」プロセッサーでメモリー8GB、内部ストレージ128GB。OSはWindows 10 ProfessionalとUbuntu MATEをサポートしている。これだけの機能と拡張性を搭載したチビパソが実測437gは上出来だろう。

これだけの機能を盛り込んだMicroPCだが、なんと重量は実測437gだった

これだけの機能を盛り込んだMicroPCだが、なんと重量は実測437gだった

 Windows操作に必須のポインティングデバイスも、右側に実測45×30mmサイズのタッチパッドを備え、対応する3ボタンはキーボードの左上に配置されており、両手親指を使ってのオペレーションには最適だ。

筆者のメイン機である「ThinkPad X390」と重ねてみたMicroPC。モバイルPCの場合は、液晶ディスプレーサイズの差はそのままキーボードサイズの差になるが、HPスタイルでのキー入力ならキーボードの差は気にならない。ただし、ディスプレーは自宅で使う時には大きくしたい

筆者のメイン機である「ThinkPad X390」と重ねてみたMicroPC。モバイルPCの場合は、液晶ディスプレーサイズの差はそのままキーボードサイズの差になるが、HPスタイルでのキー入力ならキーボードの差は気にならない。ただし、ディスプレーは自宅で使う時には大きくしたい

筆者は設定画面でWindowsの表示スケールを145%にして、アプリでフォントサイズを拡大調整し、出先でも、オン・ザ・ウェイでも両親指で原稿を書ける設定にして使っている

 キーボード配列には多少の癖があり、慣れるまでに時間のかかるユーザーもいそうだが、元々一本指入力の筆者にとってハードルではなかった。HP100LXと同様の両手持ち両親指での入力に慣れたユーザーなら、かな漢字変換起動などのマルチキーはFnキーとPFキーの未アサインの組み合わせなどを指定設定すれば便利だ。筆者はFn+PF12を指定している。

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