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プロパイロット 2.0を搭載!

これが未来だ! 新型スカイラインは先進技術の塊だった!

2019年07月16日 20時30分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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遂に400馬力達成!「400R」の名前が復活

 気になるパワーユニットだが、従来からのVQ35HR型(3.5リットルV型6気筒・DOHC)にハイブリッドを備えたパワーユニットのほか、新開発の3リットルV6ツインターボエンジンを搭載車も用意。最大出力400馬力超を達成したこのエンジン。まさに走りのスカイラインにピッタリのユニットで、いうまでもなくスカイライン史上最高出力を誇る。

新開発の3リットルV6ツインターボエンジン

 それゆえに「400R」のエンブレムを備えたグレードも設定。400Rとは、1995年、R33型スカイラインGT-Rをベースに400馬力の高出力専用エンジンを載せ、1200万円で販売した伝説の市販コンプリートカー「NISMO 400R」に付けられた名前。まさに走りに振った1台といえ、スカイラインの原点回帰を思わせるものだ。トランスミッションは7速ATのみで、駆動方式はガソリンエンジン車がリア2駆のみ。ハイブリッド仕様は2駆と4駆をラインアップする。

市販コンプリートカー「NISMO 400R」のベースとなったR33型スカイラインGT-R

 シャーシ面でもさらなる走りへのこだわりを追及。新搭載のインテリジェント ダイナミックサスペンションは、走行シーンに合わせてサスペンションの減衰力を緻密に制御し、車体の挙動を安定。スポーティーな走行での優れた操縦安定性と、車体の揺れを低減して快適な乗り心地も実現した。そして、ダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングの切り始めのレスポンスを向上させ、ライントレース性を高めることに成功。さらに低速から中速での操舵の過敏さを軽減しながら、クルマの応答性が向上しているという。

 ボディーサイズは4810(全長)×1820(幅)×1440(高さ)mm、ホイールベースは2850mm。重量はガソリンエンジン車が約1730kg、ハイブリッド車が1830kgで、気になる燃費はガソリンエンジン車がWTLCモードでリッター10km、ハイブリッド車はJC08モードでリッター14.4kmとなっている。エクステリアで注目は、近年の日産車ではおなじみのVモーショングリルを採用。

 しかしよく見ると、前作ではアメリカ市場向けの高級車ブランドとして設立された「インフィニティ」だったロゴが「NISSAN」ロゴに変わっているなど、より日産色を強く打ち出している。リアはもちろん「丸目4灯リヤコンビネーションランプ」。LEDにより、先進的なイメージと誰もが「スカイライン」とわかるデザインとしている。

 インテリアは、プレミアムスポーツセダンとしての機能性と質感をさらに向上。ハイブリッド車には日産国内初採用のヘッドアップディスプレーや、アドバンスドドライブアシストディスプレーなど「プロパイロット 2.0」専用装備を採用する。

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