CES 2019レポート 第41回
パソコンの負荷を可視化し、セキュリティ対策製品が与える負荷を目視できる「McAfee Gamer Security」
ゲーマーが納得する仕組みを――マカフィーが考えるゲームとセキュリティの今後
2019年01月22日 07時00分更新
CPUやメモリーの使用アプリと使用率を可視化
セキュリティ対策製品によってPC性能が落ちていないことを目視できる
では、実際にマカフィーのブースで展示されていたデモについて紹介する。1つは、CPUやメモリーの負荷を可視化し、セキュリティ対策製品によってゲーミング性能が落ちていないことを目視できる「McAfee Gamer Security」だ。
McAfee Gamer Securityでは、CPU、GPU、RAMなどが今どういった作業に使われているのかが確認できる。例えば、CPUの場合、プレー中のゲームが何%、ウェブブラウジングに何%、開いたままのアプリに何%といったように、どこにCPUのパワーが使われているのかがチェック可能。加えて、セキュリティ対策製品の負荷がどれくらいかも確認できる。
また、McAfee Gamer Security上で、使用していないアプリにCPUやメモリーなど各パーツのパワーが使われないようオフにすることも可能。これにより、パソコンの持つ性能をフルに活かしてゲームが遊べるようになる。
これは、ゲーマーにセキュリティ対策製品はゲームの邪魔をしないと伝えるのではなく、自分で確認できたほうが信頼してもらえるという想いから開発したソリューションだという。
IoTデバイスをWi-Fiルーターで一括防御「McAfee Secure Home Platform」
ブースでは、インタビューで挙げられたWi-Fiルーターにインストールして使用する「McAfee Secure Home Platform」のデモも体験できた。
McAfee Secure Home Platformは、Wi-Fiに接続されているパソコンやスマートフォン、IoTデバイスなどを一度に管理できるセキュリティソリューション。
各デバイスが攻撃されると、スマートフォンアプリを経由してユーザーに報せが届く。また、子供がスマートフォンで危険なサイトに入ろうとしたときなどもスマホアプリで確認できるため、その都度ブロックしたり、子供になぜそのサイトを使用しようとしたのかを話し合ったりできる。
アプリをスマートフォンに入れておけば、外出先からでも自宅のWi-Fiにつながっているデバイスが攻撃に遭っていないかチェックできるのも特徴だ。
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