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新車を買った情報2019 第1回

マツダ ロードスターRFは大人向けスポーツカーだ

2018年12月29日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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電動ハードトップの意外な需要

 先代のNCロードスターにもリトラクタブル・ハード・トップ、「RHT」という電動格納式のハードトップモデルがありましたが、これが最終的に販売台数の過半を占めるに至ったと聞いております。幌には不安や不都合を感じる、でもパーソナルカーとして小型のスポーツカーが欲しい。そんな潜在ユーザーが世界中にいたわけです。まあ、大抵はおじさん、おばさんだと思うわけですが。

 おっと、余計なことを言ってしまいましたかね。NAやNBロードスターの時代には着脱式のハードトップが用意されていて、これは格好も良かったんですが、外してしまうと置き場に困るし、出先で外して帰るわけにも行かない。「付けたら外すな、外すなら付けるな」みたいものだったんですが、そんな不始末も電動化で解決したというわけです。

 ところが小型化した4代目ロードスターでは、ハードトップ全体を収めるスペースが捻出できない。そこで後ろっ側をファストバック風にして持ち上げ、天井の板だけを分割して収める。するってえと天井開けたときにはタルガトップのようになろうという、なんだか手品みたいなカラクリを担っております。

 メーカーはこれを「リトラクタブル・ファストバック」と呼んで、それがまんまモデル名のRFというわけです。おそらくエンジニアが苦労して考えたんでありましょうが、これがえらく格好がいい。そこがまずRFの魅力だろうと思われます。

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