USBアダプターはオートパワーオフ付き
もう一方の機能であるUSBアダプターは出力5V/2.1A。パワーがないと給電するのがやっとの現行iPad Pro 12.9インチも、フル充電できることはBL1860Bで確認済み。
基底部後ろのカバーを外してUSBケーブルを接続し、「USB ON/OFF」ボタンを押して充電スタート。充電完了後や、充電していない状態が30分続くと、電力消費をカットするためオートパワーオフが働く。これは14.4V/18V対応の単体USBアダプター「ADP05」にもない機能だ。
光量切替式の使い勝手の良さ
ML807を使って実感するメリットは、やはり光量が切り替えられること。通常はサブLEDでぼんやり明るく、家族で食卓を囲む際にはメインLED全開で照らすという、節電しつつメリハリのある使い方ができる(画像は厚真町名物、市原精肉店のあづまジンギスカンとこにくちゃん。祝・営業再開! )。
気になるのは、テーブルに置くと光源が目の高さにくること。ディフューザー越しとはいえ10WのLEDが目の前にあるわけで、これはまぶしい。ランタン用の背の高いスタンドでもあればいいが、まだ余震が続いているような状況ではちょっと使いにくい。それらしく使うなら、てっぺんにあるポップアップ式のメタルフックや、3つあるストラップホールやループを活用すべきだと思う。これでぶら下げる場所をあらかじめ確保しておくのが良い。
ML807はもちろん平時にも活躍する。そもそもが作業用ライトだから、自動車のメンテなんかには便利。夜間に車体やエンジンルーム全体を見るならメインLED、細かい隙間やパーツを確認するならサブLEDというように、状況に応じて配光を使い分けられるのはありがたい。災害対策とは関係なく、一家に一本あっても決して無駄にならないと思う。
そう、災害対策とは関係なく、家にあって無駄にならないもの。災害対策とは関係ないように見えても、いざというときにきっと役に立つもの。私はそうしたものに囲まれて暮らしたいのだ。家族からの文句や不謹慎警察が怖くて、この大災害時代に生きてられるか!
というわけで、若干迷ったところでまた購入。やっぱカッコいいなあ。ではまた。
四本 淑三(よつもと としみ)
北海道の建設会社で働く兼業テキストファイル製造業者。