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TBSのベンチャーとのコミュニケーション術

連載
大手に訊くスタートアップ支援の狙い

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アイデアを受ける立場となり、大事にしていること

 その後も、法人営業を中心に数々のアイデアを実現させていった片岡氏。自身が管理職となった2013年にも、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の設置を経営層に訴え、その後短期間で軌道に乗せた経緯は、前回紹介したとおりだ。

「今では若手の人達からアイデアを受け取る立場となりましたが、自分が若い頃に上からしてもらったのと同じように、いいアイデアであればどんどん後押ししていきたいです。ただ、通らないアイデアというのは、どこか努力が足りなかったり、企画が甘かったりして、賛同者がつくれないのだと思うので、アイデアを改善するためのアドバイスへの努力も惜しまないつもりです。立場的にはまだ私自身がアイデアを上げることもできますから、下から相談を受けたアイデアを上に推奨することとの両面から、ひとつでも画期的な取組みを実現させたいと思っています」と片岡氏。

 ベンチャー企業とのコミュニケーションにおいても、これまで携わってきた仕事が役に立っているという。

「私のキャリアのスタート地点であるイベントの仕事にせよ、その後のテレビやラジオの仕事にせよ、放送事業は基本的に小さな会社や個人事業主といっしょに何かを創りあげていく機会が非常に多いです。そこで培われたものがあるからこそ、相手の大小に関わらず、ベンチャーの方々との交流も比較的スムーズに進展できたのではと感じています」(片岡氏)

 そんな片岡氏の、ベンチャー企業と接する上でのスタンスや、ベンチャーに対して思うところなどについては、次回にお届けしたい。

東京放送ホールディングス 次世代ビジネス企画室投資戦略部 片岡正光部長

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