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AI選書が引き起こす子どもの図書館回帰。デジタル領域から公共インフラへ

 EdTechを展開する株式会社Yondemyは7月23日、子ども向けオンライン読書習い事サービス「ヨンデミー」の利用家庭(保護者)を対象とした 「図書館利用に関する実態調査」の結果を公表した。同社の調査によれば、利用前は図書館へほぼ行かなかった家庭の96%が「月1回以上」、約半数が「週1回以上」図書館に通うようになったほか、全体の利用頻度も約2.7倍に増加した結果になったという。

 ヨンデミーは、独自の読書指標「YL(ヨンデミーレベル)」とAIを活用し、子どもの読書体力や好みに合わせた本を推薦・指導する月額課金制のサブスクリプションサービスだ。自社で書籍の販売や在庫を抱えず、推薦した本を地域の公共図書館で借りる行動へと繋げることで、仕入れや物流コストを抑えたSaaSモデルを実現している。文部科学省の調査等でも学年上昇に伴う「図書館離れ」が課題視される中、ゲーム感覚で読書体験を習慣化させるアプローチにより、利用家庭による図書館貸出冊数は累計約117万冊に達したという。

 デジタルプラットフォームが地域インフラの潜在需要を掘り起こし、全国47都道府県で読書の機会を創出している事例と言えるだろう。

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