身体ハッキング!運動感覚共有デバイス『bioSync』やばい
編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。
北島:世間はGWのタイミングです。来週は一回休み予定のASCII STARTUP座談会をお送りします。まずは置き忘れてきた納富さんイベント(前々回参照)の後半の話とかしちゃったほうがいいのかな。
盛田:トミーさんですね。何を言おうとしていたのか忘れてきた……あれか。そうだそうだ。東海岸、とくにバブソン大学なんかは起業家教育が本当に盛んだねという話があった。あれ、それだったかな。とにかくトミーさんが輝いていました。トミーパワーの充実を感じました。
鈴木:BBQの様子をアップしていたり、実はリア充なんじゃないか疑惑のトミーさんですね。
盛田:あれはリア充ですね。まちがいない。BBQではお肉とお野菜のベストなシナジーを生めるアクションプランを考えている。「BBQのKPIって何かわかる?みんなが笑った回数だよっ!(๑˃̵ᴗ˂̵)و」
北島:納富さんが楽しそうなら本当によかったです。
盛田:「バブソン大学ではアントレプレナーは名詞ではなく形容詞」という話があって、そういうことだと思いますね。リア充もトミーさんも名詞ではなく形容詞。
鈴木:どちらかというと、動詞でしょうか。トミーする(リア充なBBQする)みたいな。
北島:トミーさんのおかげで暖まったところで、そろそろ本題行ってみますかね。
「ほんやくコンニャクができても英語学習塾がつぶれない理由」
北島:GW進行で、実は前倒しの座談会実施、まずは何でしょうか。
盛田:英語学習セミナーでしょう。TOEIC500点のわたしが危機感を強めたことで話題です。
北島:そこは一気に400点くらい伸ばせるチャンスはまだあるということで。来場してくれたみなさんがご満足してくれていたなら何よりです。
鈴木:ご来場ありがとうございました! 前半はサービス紹介や英語教育を取り巻く現状、後半はテクノロジーと学習についてと盛りだくさんの内容でした。
盛田:インプットとアウトプットの話がこんがらがってよかったですね。「インしないとアウトできないがアウトしないとインできない」という禅問答のような。日本人はとにかく座学をまめにする傾向があってそれじゃ話せないと言われるけど、逆におぼえてる単語がなきゃ書いたり話したりできないと。
鈴木:どっちも大事なのは当然で、答えはないうえでの質問でしたからね。興味深かったのはインプットも正しいものが大事という話と、とにかく使えないといけないから使えるように覚えようというのもあってね。このあたりはビジネスなのか、日常会話なのか必要な英語技能によって変わってくるんだと思います。
北島:ドラえもんのひみつ道具のような、楽な方法はまだないってことですよね。ある意味地に足のついた内容だったということで。
盛田:あとは自動翻訳の話もおもしろかったですなー。自動翻訳技術が進化するほど機械に頼らず自分の言葉で相手に伝えたい欲求は高まっていくだろうという話。「ほんやくコンニャクができても英語学習塾がつぶれない理由」ともいうべきか、すべての人工知能に言える話のような気がします。テクノロジーと人類の向上心はいつもイタチごっこをつづけている。
北島:教育系だからなのか、すんなりした正解がないセミナーって具合ですね。簡単でラクでかつシンプルな答えがほしいところだけど。
鈴木:とはいえ、サポートとしてテクノロジーが寄与する部分は今後どんどん進化していくのはわかりました。楽できるようになるのは間違いないです。
北島:なるほど。次回のセミナーもGW明けには告知予定なので、そちらもお楽しみにしてください。
身体ハッキング!運動感覚共有デバイス『bioSync』やばい
鈴木:さてさて、23日にマイクロソフトのInnovation Dayに行ってきました。スタートアップの“Innovation Award”と、学生のプレゼンイベント“Imagine Cup”を併催したイノベーションイベントでした。
北島:面白いものがあったと聞きました。
鈴木:6分間の質疑応答なしのピッチを16社休みなく聞き続けるという……。出会いまくりで頭が完全にパンク。
盛田:公式サイトに上がってるVimeoにすごそうなのあったんですけど、これ何ですか。
鈴木:こちらっすね。筑波大学人工知能研究室の『bioSync』です。グランプリだったところなんですが、やべーですよ。はい。
盛田:身体ハッキング!
鈴木:そうそう、マッドサイエンティストっぽい感じが堪らない! 電気刺激によって、カラダを動かすというものなんですが、これだけならほかでもあります。
北島:Unlimited Handとかに近いのかな。あちらはVRデバイスだけど。
鈴木:そうですね。このbioSyncというデバイスは、インプットとアウトプット両方が可能なデバイスなんです。2つのデバイスをネットワークでつないで、体を動かして動きを伝える側と、体が動かされる側とで、運動感覚を共有できるという。
北島:実際、どこまで共有できるのかが気になりますね。ダンスとかコピーできちゃったりするの? なかなか刺激がこわいけど。
鈴木:体全体に付けたら、理論上はそうなりますよね。
盛田:キコ・ルーレイロがこれをつけたらわたしも速弾きできるということですかね……。
鈴木:体がぶっ壊れるくらいの電気刺激がきそう。
北島:フルピッキングによる速弾きとか両手がやばそう。これって、ビジネス的にはリハビリなどの医療とか、研究利用とかそういった類いのものなんですかね。
鈴木:医療系、リハビリ利用はもちろん、パーキンソン病の理解だとか、研究開発に使われたりしているそうです。ビジネス的な展開はこれからとのこと。
盛田:これやってるのが人工知能研究室というのもおもろいですね。
北島:サイト拝見すると、光り物とかもあるんですね。ウェアラブルからロボティクスまで。
鈴木:みんなで一度、筑波大行きましょう。
北島:秋葉原から行けますね。
5月も大型イベント多数!
北島:そのほかスタートアップ界隈での動きありますかね。本日はニコニコ超会議が幕張メッセで開催中の連休まっただ中ですが、GW中、明けのイベントほか予定をお知らせください。
鈴木:やってきました、Slush Asia 2016で幕張行きです!
盛田:Slushフー!現地行った身としてはあのノリを日本に100%輸入してほしい感じです。
鈴木:去年のSlush Asiaも豊洲にテントを設置してと、ライブ会場状態でしたよ。これが本場のスタートアップイベントかー、すっげーかっけ―って思いました。平日昼から、ビール片手にと。サカモト教授が出演していました。
北島:ハデでしたね。今年は本場にならって、より学生中心での動きもあると聞いてます。「ビールとピザと工具があればイベントができる」ってのはかなりいい言葉だと思います。というか、本家はあの規模で学生がイベント回しているってのがすごすぎる。
盛田:5月10日にはJapan VR Summitですか。今年がまさにVR元年なのでどうなるか楽しみ。
■関連記事
北島:記事も上がってますね。ビジネスとしてのVR成功を担う動き、ぜひ期待です。では私は取材に行ってきます~。連休明けもASCII STARTUPをよしなに。
盛田:今回は北島さんが取材に行ったところでおひらきです。みなさまよい連休を~。
鈴木:ではみなさん、幕張のニコニコ超会議2016で会いましょう。
●今週の一言
盛田:きゃりーぱみゅぱみゅXRライドに乗りたい。
鈴木:音声認識技術の向上に期待。英語もそうだし、とくに文字起こし。
北島:ASCII STARTUPのトップに先日のイベント動画アップしてますよ~!