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プリンストンのデジギア道 第45回

aptX対応で高音質・低遅延! Bluetoothワイヤレスレシーバー「PTM-BTR2」を試す

愛用のスピーカーやコンポをワイヤレスにするワザ

2016年02月25日 11時00分更新

文● 花茂未来 編集●ナカムラ/ASCII.jp

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たった2ステップですぐ使える!

 それではPTM-BTR2のセットアップをしていきたい。今回は手持ちのiPhone 6 Plusで試してみる。無線機器というと最初のセットアップが手間というイメージがあるが、本製品は単純明快。スピーカーとPTM-BTR2をつなぎ、スマートフォンのBluetooth機器検索で「PTM-BTR2」を探してペアリングするだけでいい。

 では早速、スピーカーとPTM-BTR2をケーブルでつなぐ。現在使用中のスピーカーは、アナログ接続とS/PDIFに対応しており、アナログ接続はPCで使用中なのでS/PDIFにて接続してみた。

アナログ接続はPCで使用中なのでS/PDIFにて接続

 あとはPTM-BTR2のUSBケーブルをつないで給電。これで自動的にスイッチがONになるので、iPhoneのBluetooth機器検索から「PTM-BTR2」を見つけてタップすれば接続完了だ。

最大8台までのペアリング情報を登録可能

 ちなみに、同時に接続できるスマートフォンやタブレットは1台までだが、最大8台までのペアリング情報を登録可能なので、携帯端末を複数所持していても、その都度設定することなくスムーズに使える。

音楽や動画の音声をワイヤレスで再生

 セットアップを終え、いざ音楽を再生してみると・・・・・・聞こえた!

 セットアップはものの2、3分で終了し、iPhoneの操作音から再生中の動画や音楽の音声まで全ての音がスピーカーから流れるようになった。気になる音質についてだが、ボリュームを上げない限りは気になるほどでもない。

 用途としては、部屋の掃除をするとき、料理をしながら、簡単な書類仕事をするときのいわばBGMを想定しているので個人的には十分だ。

 ちなみに遅延については、iPhoneではSBCコーデックを使用するため、0.22秒ほどある。もちろん音楽を聴くときは全く問題ないが、動画を見るときは音が若干遅れる。そのため、アクション映画で銃の発砲音などがちょっと遅れて聞こえるなど気になる場面はあった。

 そこで手持ちのAndroid機種を使ってaptXコーデックも試してみた。こちらは0.07秒と低遅延な規格で期待しながら動画を再生してみると、遅延がほぼ感じられずびっくり! 動画を見るぶんには満足である。

 さらにスマートフォン用のリズムゲーム(音ゲー)もいくつかプレイしてみた。こちらは簡単な難易度であれば問題ないが、やはり上級レベルになってくると0.07秒とはいえ遅延がひびいてリズムキープが難しく感じた。しかし、RPGやシミュレーション、カードバトル系のゲームでは気にならず、最近はこだわったBGMを用いたゲームも多いことからスピーカーで音を再生しながらプレイすると臨場感も上がり、予想外に楽しめた。

ワイヤレス化で音楽がもっと手軽で身近に!

 以上のようにPTM-BTR2は、手持ちのスピーカーやコンポなどを手軽にワイヤレス化でき、手持ちの携帯音楽プレーヤー、スマートフォンを使って、屋内の好きな場所で気軽に音楽を楽しめる製品。

 キッチンや寝室などでスマートフォンなどの音楽を楽しみたいiOSユーザー、さらに動画も楽しみたいAndroidユーザーもぜひチェックしてみてほしい。

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