2016年1月13日から15日に渡って東京ビッグサイトで開催された「インターネプコン ジャパン」で、ノリタケ伊勢電子はコルグとの共同開発事例として、新型真空管「Nutube」のサンプル、および新しい試作品を展示した。同じタイミングでNutubeのデータシートも公開され、パーツとして外販することも決定している。
蛍光表示管の構造を応用したNutubeは、電池駆動も可能なほど低消費電力で、発熱も低く、小型で、まるでLSIのように基板へそのまま載せられる。期待寿命は3万時間と長く、蛍光表示管の生産技術がそのまま使えるため、初期不良や特性のばらつきも少ないなど、従来の真空管に比べてメリットが多い。
展示ブースには、コルグの三枝 文夫氏、製品開発を担当している遠山 雅利氏、そして何とノリタケ伊勢電子の山下 壱雄氏が揃い踏みという状況だった。こんな機会はめったにない。急きょ取材を申し込み、ほんの10分程度の時間だったが、二社のコラボの様子、Nutubeの印象、これからについてうかがった。
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