開放からシャープでコントラストがノリやすい
近年に登場したレンズの多くは、開放からシャープであることが多い。例に漏れず、Batis 2/25もそれに属している。F2で撮影してみると、やや周辺光量落ちが気になるケースもあるが、F2.8あたりで解消されるため、大きな問題ではないし、現像ソフト側でフォローが効く範囲なので、あまり気にする必要はないだろう。
そのため、F値はそのときの気分や描写をどうしたいか優先で決めることができ、とてもお気楽だ。
そろそろ紅葉シーズンなので、撮影プランを考えている人も多いと思うのだが、雰囲気としては少し懐かしい感じになりやすいほか、シーンによってはよくコントラストが出ると、紅葉の撮影に適するハズだ。
またオートフォーカスも機敏に動作するため、カメラ任せで気になったものを撮影といった場合でももたつくことはなかったと、トータルでの完成度の高さもイイ感じである。
FE2470の描写性能(色ノリはすごくイイと思うのだが)から迷っているのであれば、先にBatis 2/25を選んでもいいくらいだ。単焦点であるため、ズームレンズよりも足を使う必要は出てくるが、ご満悦度はとても高くなるだろう。
なおサンプルデータには、基本的にα7を使用しているが、一部、α7RIIのデータも掲載している。またRAWで撮影し、Capture Oneでストレート現像している。JPEGの品質は98。
レンズ選びに迷ったら筆頭に挙げてもOK
フルサイズEマウントのレンズは、まだまだ揃っているとはいえず、レンズを選ぶにしても、そもそも選びにくい状態にある。35mmなど定番的なラインは発売済みだが、広角になるとFE1635F4くらいと、そういった状況からするとBatis 2/25は狙い目にあるといってもいい。
価格は安いものではないが、末永く使い倒せる性能を持っているため、風景からテーブルフォトまで気楽に使用しつつ、シャープかつコントラストも良好なレンズを考えているのなら、Batis 2/25をチェックしてみてほしい。
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