使えるイロモノ!? ギターエフェクターなUSBフットペダル「TonePedal+」
2015年06月30日 12時00分更新
TONE 1/TONE 2で操作する独特のペダル入力
USBフットペダルとしての設定は専用アプリケーション「Tone Pedal+、Configuration Tool」で行ない、設定はTone Pedal+本体のメモリーに保存される。
まず動作仕様から見てみると、フットペダルを押下すると、TONE 1が実行され、TONE 2シフト。もう1度、フットペダルを押下するとTONE 2が実行され、TONE 1に戻るといったものだ。そのとき、どちらが押下待ちかはノブ下部にあるランプでわかるようになっている。
このような動作仕様であるため、意外と操作補助用として考えると割り振れる操作は限られてくるほか、ノブを頻繁に回すのは足で操作するとした場合、やはりどうにも手よりは足の操作に偏ってしまうが……、デザインとエフェクターっぽい作り込みがとてもいいので、許せてしまう。
さて、Tone Pedal+、Configuration Toolを見ると、マウスのクリック操作をはじめとして、マウスの移動、スクロール、キーボードの任意キー(3キーまで)、ジョイパッドに対応する。またCtrlやShift、Altのチェックボックスもあり、設定の自由度は高い。
いくつかの作業で使用してみたが、筆者のなかで定番であるテープ起こし用操作はTONE 1に再生、TONE 2に巻き戻しといった設定で快適なものだった。
ただ、ノブを回して機能を切り替えるとなると、卓上に置いて大きめのフットペダルカバーを取り付け、手で押す方向に着地しやすいだろう。その場合は別の楽しさがあるとともに、カスタマイズの楽しさも見えてくる。
ゲームであれば、クールタイムが長めのスキルをふたつ割り振っておき、その入力に割り当て、場合によってはノブで切り替えて異なるスキルを発動といったこともできる。ただし、スピーディーな切り替えとはいかないので、よく使用するふたつの操作と、その補助的な部分になるだろう。もしくは、用途ごとでノブの割り当てを考えるなどもできる。
このあたりは、個人によって用途が異なるジャンルの製品なので、基本的に2操作の割り切りのほうが、逆に考えやすいともいえるだろうか。
ともあれ、ロマン度の高い製品であり、フットペダルとして活用しまくってもいいし、卓上操作用にどっしりと固定させるDIYを楽しんでもよしと、ストイックに用途だけを追求されてきたUSBフットペダル製品とは趣が異なる。
しかし、Tone Pedal+のような遊び心のある製品を求めていた人もいるだろうから、これはこれはでいいんじゃあないだろうか。作業環境に遊び心はあっていい。
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