アンプ、エフェクターの音はまずまずの仕上がり
音叉アイコンの隣にペダルアイコンがあり、これをタップするとエフェクター選択画面が表示されます。エフェクターは全10種類から4つを選んで組み合わせることができます。同じエフェクターを複数台選択することもできるので、空間系エフェクターの重ねがけやショートディレイとロングディレイを組み合わせたトリッキーな音作りなども楽しめます。
ツマミを操作した際にコントロール項目についての数値表示などはなく、あまり細かなセッティングはやりづらいでしょう。空間系エフェクターのRATEやTIMEなどはSyncボタンを使ってうまく合わせるといいと思います。
今回はIK Multimediaの「iRig HD Pro」をギター入力用インターフェースとして使ってテストしましたが、アンプのサウンドはまずまずの仕上がり。オールインワンアプリの中のギターアンプシミュレーターとしては、十分使えるレベルだと思います。エフェクターがいろいろ選べて、多彩な音作りで遊べるのもうれしいところ。
惜しい部分としては、歪みの強いセッティングを使うと、ノイズがかなり目立ってしまうところがあります。内蔵のノイズゲートの性能がいまひとつで、キレのよいセッティングが難しい部分も含め、ハイゲインアンプのモデルは正直あまり使いたくないです。
アンプシミュレーターとしてより高いクオリティーを求めるなら、「JAM UP Pro XT」や「AmpliTube」など専門アプリにステップアップしていくといいでしょう。
(次ページでは、「ピアノの音色はかなりよい」)
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