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スマホで始める「音楽アプリ部」 第40回

有名アプリと比べてもひけをとらない実力

簡単で本格派、アンプアプリに手を出すなら「Flying Haggis」

2014年04月05日 12時00分更新

文● 藤村亮

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古き良き60s風味のポップなアメリカンデザイン。HAGGISくん(※マスコットキャラ)が常に音作りを見守ってくれます

 音楽アプリ部では過去に何度も触れてきたギターアンプシミュレーターアプリ。「AmpliTube」「JAMUP Pro XT」「BIAS-Amps!」といったアプリのよさは分かりながらも、機能の多さからくる操作の煩雑さから敬遠されていた方もいるかもしれません。今回扱う「Flying Haggis」は元々はPC用のアンプソフトをiOSに対応させたという本格的な出自を持ちながら、操作の難しさに悩むことのない、とにかく簡単に扱えるギターアンプアプリです。

Flying Haggis - Guitar Amp App
価格700円 作者db audioware
バージョン1.0 ファイル容量15.3 MB
カテゴリーミュージック 評価(無し)
対応デバイスiPad 対応OSiOS 6.1以降

プリセットを読み込み、CONTROLで音色の設定が基本操作

 アプリを立ち上げると、画面上部にアンプ、画面下部にコンパクトペダルタイプのエフェクターが並びます。

 「FLYING HAGGIS」のロゴ下にあるCONTROLとPRESETSの切り替えスイッチをPRESETSに倒すとプリセットメニューが開きます。プリセットは5つのバンクに分かれており、全86個のパッチを用意。プリセットを読み込み、切り替えスイッチをCONTROLに戻して音色の細かい設定をいじっていくというのが基本的な操作の流れになります。

コントロールパネルのほかにはプリセットメニューだけで成り立たせたシンプルなアプリデザイン

 アンプの音色の基本的なコントローラーは左側にまとまっており、DRIVE/DISTORT/COMPRESS/TREBLE/MIDDLE/BASSのみとシンプル。DRIVEとDISTORTではそれぞれ異なるニュアンスの歪みを足すことができ、DRIVEは真空管アンプ的な柔らかい歪み、DISTORTはソリッドステートアンプ的な硬い歪みとなります。

 COMPRESSは音を歪ませずに音量が持ち上がるので、クリーントーンの音作りのときなどに使うといいでしょう。KILL FEEDBACKスイッチは一種のノイズゲート的なもので、iRigやJAM PlugなどiPadのミニジャックに接続するタイプのインターフェースを使用するときに、フィードバックやノイズを抑えてくれます。Lightningや30pinプラグを介するiRig HDやiRig PROのようなインターフェースを使用する際にはオフにしておきます。

写真はiRig PROと接続しているところ。音質を重視するならば、やはりLightningや30pinプラグを使用するインターフェースを使いたいところ

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