α7とα6000を比較してみた
撮像素子が異なる以外、基本スペックは共通点が多いα7とα6000。今回は両機種の画質以外の部分を比較する。
まずはスペックを比較してみよう。
製品名 | α6000 | α7 |
---|---|---|
撮像素子 | APS-Cサイズ 有効2430万画素 |
35mmフルサイズ 有効2430万画素 |
カラーフィルター | あり | あり |
感度設定(拡張、マルチショットNRを除く) | ISO 100~25600 | ISO 100~25600 |
AF測距点 | 位相差検出方式:179点 コントラスト検出方式:25点 |
フルサイズ時位相差検出方式:117点 APS-Cサイズ時位相差検出方式:99点 コントラスト検出方式:25点 |
最高連写速度 | 秒間11コマ | 秒間5コマ |
ファインダー | 0.39インチ 約144万画素 視野率100% 倍率0.7倍(35mm判換算) |
0.5インチ 約236万画素 視野率100% 倍率0.71倍 |
背面モニター | 3型(92.1万画素) チルト式 |
3型(92.1万画素) チルト式 |
静止画撮影可能枚数 (付属バッテリー、モニター使用時) |
約360枚 | 約340枚 |
本体サイズ | 幅120×奥行45.1×高さ66.9mm | 幅126.9×奥行48.2×高さ94.4mm |
重量(本体のみ) | 約285g | 約416g |
(予想)実売価格(ボディー) | 6万8000円前後 | 15万円前後 |
撮像素子以外で大きな違いは連写速度。α7は速度優先連続撮影時で秒間5コマなのに対して、α6000はAF追従で秒間11コマまでの撮影が可能。重量もα6000はα7より100g以上軽く、価格についても半分以下だ。
なお、α6000は16-50mmの電動ズームレンズが付属する「パワーズームレンズキット」(予想実売価格8万3000円前後)と、上記の電動ズームレンズに加えて、55-210mmの中望遠レンズが付属する「ダブルズームレンズキット」(同10万8000円前後)の2つのレンズキットを用意する。α7のレンズキットは28-70mmのレンズが付属するもの(実売価格18万円前後)のみとなり、フルサイズ対応のEマウントレンズ自体がまだ少ない。
マウントアダプターを使えばAマウント用のフルサイズレンズを装着できるが、マウントアダプターの分サイズや重量が大きくなる。このように、現状はα6000のほうがレンズの取り回しも便利だ。
続いて外観を比べてみる。なお、外観はα7のローパスフィルターレスモデルとなる「α7R」と比較している。
画質においてはやはりフルサイズ素子を採用するカメラのほうが有利だが、やはり本体サイズを気にする人が多い。常に本気の撮影に望むのではなく、旅行や家庭のイベントなどに使用しつつも、ある程度はカメラに、画質にこだわりたい人にとってはα7よりもいい選択肢になりそうだ。
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