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「CP+2014」ソニーブースで気になったデジカメ

2014年02月15日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 2月16日まで開催されるカメラと写真の総合展示会「CP+2014」。2月14日は全国的に大雪という状況だったのだが、会場のパシフィコ横浜に近い位置に住む筆者はノホホンと遊びにいくことができたので、ソニーブースで気になったデジカメを紹介していこう。ソニーブースでは、NEXシリーズの後継にあたる「α5000」「α6000」の実機、またCyber-shot(サイバーショット)シリーズの新型製品も展示されていた。

お外は絶賛大雪だったが、カメラ装備の方が多く、撮影しまくっていた

パシフィコ横浜の通路。例年であれば多くの観客がいて、「ここにある機材はトータルでおいくらかしら?」というくらい混雑するのだが、写真の通り今回は閑散としていた

筆者は、メインカメラとして「α900」、サブは「RX100M2」という装備で遊びにいってきた。後日、RX100M2は記事化予定だが、今のところNEX-5Rの置き換えとして愛用している。なおソニーブースでファームウェアアップデートを確認してみたが、予定なしとのこと

「RX100」に近いイメージの「HX60V」

 2014年3月7日発売予定の「DSC-HX60V」。コンパクトデジタルカメラで、立ち位置としては「DSC-RX100M2」の下位といったところ。またデザインは「DSC-HX50V」と同様になっており、中身のスペックアップ中心になる。可動式のチルト液晶ディスプレーを搭載していないなど、スペック的に見ると「DSC-RX100」に近いといったところだろうか。

 1/2.3型 Exmor R CMOSセンサーを搭載し、有効画素数2040万画素。レンズはGレンズで光学30倍ズーム(24mm〜720mm)、ワイド端F3.5-テレ端F6.3。やや暗いのだが、高ISO感度(最高ISO 12800)にも対応するため、運動会程度までは十分といったところだろう。レスポンスもよく、背面のボタン配置が微妙に変更されているものの、設定変更は比較的やりやすく感じた。ファームウェアはαシリーズに寄せる流れのようで、後述するα5000α6000とほぼ同じレイアウトを採用している。画像処理エンジンはα7と同じく「BIONZ X」(ビオンズ エックス)、そのほかロックオンAFやNFC、「PlayMemories Camera Apps」、GPS、電子水準器なども備え、コンパクトデジタルカメラとしては充実している。

起動までの時間は約1.9秒と早め。スペック値では撮影タイムラグ約0.15秒、撮影間隔約1.3秒となっている。マメに電源オフにするスタイルでも気にならないだろう

トップにはシャッターボタンとW/T、モードダイヤルに加えて、露出補正ダイヤルがある。背面のボタンで操作する必要がなく、小型ながら結構機能的だ

 幅108.1×高さ63.6×奥行き38.3mmと小型サイズ、焦点距離最大720mmとなると手ぶれが気になるところだが、5軸手ぶれ補正を搭載しており、会場で試した限りでは、しっかりと構えればOKといった印象。ワイド端に寄っている場合は片手でもブレにくく、スナップ時に便利そうだった。また「マルチインターフェースシュー」と「マルチ端子」も備えているため、EVFを追加したり、ストロボをセットしたりといった拡張性を備える。前述の筆者私物のDSC-RX100M2のように、資産を使い回して遊ぶこともしやすいため、すでにαシリーズで機材を揃えている人のサブとしても視野に入ってくるだろう。

 またぺたぺたと触っていた感じだと、ミラーレス一眼や一眼レフを持つほどでもないが、ズームで寄ったり、キレイに撮ってみたい人向けといったところ。また機能が豊富なのでアレもコレもといったユーザー向け。RAW現像には非対応で、バッテリー駆動時間が撮影枚数約380枚(約190分)と少ない点だけ要検討といったところだ。

意外とよかった製品としては「DSC-WX220」がある。ローエンドモデルに該当するが、NFC、Wi-Fi(11b/g/n、2.4GHz帯)に対応。ちょっとカメラをよくしたい人向けだろうか。約122gとスマホ並みの重量なので、ネックストラップにつけて持ち運ぶのもアリかも

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