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デジタルの最先端を知る、CEATEC 2013 第5回

CEATECで見えた!? 2Kから4Kへテレビが変わる瞬間

2013年10月01日 21時33分更新

文● ASCII.jp編集部

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シャープブースで新型2Kテレビを参考展示

「AQUOSクアトロンプロ」を展示するシャープブース

「AQUOSクアトロンプロ」を展示するシャープブース

 シャープブースでは、「AQUOSクアトロンプロ」と呼ばれる2Kテレビが参考展示されていた。フルHDパネルで4K相当の精細感を実現する、というこのテレビ。4Kで入力された映像はもちろん、2Kで入力された映像も内部で4Kにアップスケーリングする。

画像処理の仕組み図

画像処理の仕組み図

 アップスケーリングされた映像は解像度再構成回路で処理され、フルHDパネルに表示されるのだが、このフルHDパネルも1画素を4分割し、個々を個別に駆動できる(赤・緑・青・黄のサブピクセルを丸ごと制御するのではなく、赤と緑の半分、青と黄色の半分といった制御をする)。これによりきめ細かい表示を可能としているとのことだ。

MEMS技術を適用した次世代IGZOディスプレー

MEMS技術を適用した次世代IGZOディスプレー

低消費電力もウリだ

低消費電力もウリだ

 シャープブースではこのほか、IGZO関連の参考展示が多く見られた。32V型の4Kディスプレーなどに混じって、「MEMS」(Micro Electro Mechanical Systems)と呼ばれるマイクロマシン技術を採用した次世代IGZOが参考展示されていた。

 素子にシャッター構造を施こすことで、日差しの強い屋外や低温の場所など、あらゆる環境で見やすい画面を実現できるという。展示されていたのは7V型(800×1280ドット)サイズのディスプレーだった。

パナとソニーは有機ELの4Kディスプレーを参考展示

ソニー(左)とパナソニック(右)有機EL 4Kディスプレーの展示。かなりの賑わいを見せていた

 ソニーのブースとパナソニックのブースでは、ともに4K解像度の有機ELディスプレーを参考展示していた。

 どちらも来場者の関心は高く、多くの人だかり(パナは行列)ができていた。

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