アジア最大級のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」において、インテルが「モバイル・コンピューティングの進化」と題した基調講演を行なった。
基調講演に登壇したインテル上席副社長兼PCクライアント事業本部長のカーク・スカウゲン氏は、同社のビジョン実現に向けた取り組みや最新のテクノロジーについて講演した。
講演でスカウゲン氏は、「Ultrabook、タブレット/スマートフォン、ウェラブル・コンピューターなど、モバイル・コンピューティングはめざましい発展を続けている。インテルは、製造技術におけるリーダーシップに基づき、拡大するモバイル市場のすべての領域に向けた、高性能、低消費電力な製品群を提供していく」と述べた。
その一例として、インテル Quark プロセッサー・ファミリーを紹介。この新しい低消費電力プロセッサーにより、インターネットに接続された機器(Internet of Things:IoT)からウェアラブル・コンピューティングまで、インテル製品はさらなる市場に広がるという。
さらに、スカウゲン氏は「モバイル・コンピューティングの進化を加速させるためには、パートナーとの協力が非常に重要である」と述べ、国内メーカーの先進的、独創的な活用法の成果として、各社の2 in 1デバイスを紹介した。
講演の最後で、知覚コンピューティングにより実現される新しいユーザー体験についても説明した。今後訪れる新しいコンピューティング環境として、新たな3D世界の到来、音声認識機能のさらなる進化、最適なコンテンツの提供を挙げた。
2 in 1デバイスなどの最新機器を展示する
CEATECのインテルブース
CEATECのインテルブースは、「New Lifestyle」、「New Workstyle」、「New Experience」の3つの観点から、インテル搭載製品や採用事例を紹介している。各種2 in 1デバイスの展示や、3Dカメラを利用した技術デモなど、来場者が直接機器に触れ体験できるブース作りとなっている。
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