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SAN対応ストレージ製品「iStorage Mシリーズ」の最上位機種

最大容量を2.2PBに拡張したNECの「iStorage M700」

2012年11月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp 

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 11月5日、NECはSAN対応ストレージ製品「iStorage Mシリーズ」の最上位機種「iStorage M700」を発表した。

「iStorage Mシリーズ」の最上位機種「iStorage M700」

 iStorage M700は仮想化対応や拡張性に優れたミッドハイレンジモデルで、従来と比べCPU数を2倍、内部バス帯域を4倍に強化し高速処理性能を強化。さらに、複数のI/O命令をまとめて高速に処理する「RAIDアクセラレータ」技術を独自に開発し、ストレージ内部処理を多重化している。これらにより本製品は、従来比約3倍の業界最高水準性能を実現したという。そのほか、48個のホストポートを搭載し、ストレージ容量は従来比2.5倍となる最大2.2PBまで拡張可能。これにより、多数のサーバー接続や大容量データの格納が可能としている。

 オプションで、アクセス頻度やデータの特性に応じて、自動的に最適な記憶領域にデータをブロック単位で移動させる「データ最適配置機能」を提供する。これにより、仮想化領域ごとに異なる性能(応答性能やバッチ処理性能)が必要となるような、複数の特性を組み合わせるシステムにおいて、ストレージの性能設計が難しい場合でも事前の設計や稼動後の性能チューニングに手間をかけることなく、自動で最適化が行なわれる。

 「iStorage M700」の価格は、1765万円から。国内の出荷開始日は2013年1月21日で、北米や南米、アジア、欧州においても順次販売する。

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