前回に引き続き、今回もまた「Nikon 1にマウントアダプターFT1をかまして、ニコンの一眼レフ用レンズを装着して猫を撮って遊ぶぞ」をお送りします。
前回はラインナップが超豊富なニコンの一眼レフ用レンズをつけると、お手軽望遠セットができあがるので猫を撮って遊ぶと楽しい、という話をしたわけだが、今回はもうちょっと突っ込んで、Nikon 1ならではの楽しさに迫ってみるのである。
それは「AFの速さ」と「連写」。
Nikon 1は高速AFを実現するため、撮像素子自体にAFセンサーを仕込んでいる。FT1使用時は中央AFしか使えないが、それでも十分猫撮りには快適。
もうひとつは連写。最高秒60枚の連写ができるのだ。ただし、超高速連写時は撮影モードがプログラムオートになる。これが残念だった。
なぜなら動いている猫を撮るときは少しでもシャッタースピードを速くしたい、ISO感度を上げてでも速くしたいのに、そういう細かい設定ができないのだ。ファームアップで対処していただきたいな、ニコンさま。
で、ISO感度やシャッタースピードを自分でコントロールしたいときは秒5コマまでになる。でも、秒5コマでも、気持ちよくサクサクと連写してくれるので実用面で問題はなかった。
むしろ、普段の写真だと秒5枚くらいが丁度いい。こんな手からごはんを上げてる写真1枚とっても、連写すればあとから「舌がちゃんと見えている写真」をピックアップできるのだ。
でも、今日のホントの狙いはこれじゃない。こんな写真を狙ってみたかったのである。
オモチャで遊ぶ猫の勇姿。
猫ってすごく身体が柔らかい上に跳んだり跳ねたりするし、興奮すると妙なポーズをとるしでそれがメチャ面白いんだけど、そういう瞬間を写真に残すって難しいじゃん。特に動いているとブレちゃうし。
でもNikon 1に一眼レフ用の50mmF1.8のレンズをつけてやれば、超明るい望遠レンズになるので、背景がきれいにぼけて高速シャッターの遊んでる写真を撮れるのだ。
ではオモチャで遊んでもらおう。
実は冒頭写真もそう。ぐぐっと姿勢を低くして、いつでも飛び出せるポーズで彼が見ているのは、上空をひらひら舞ってる猫のオモチャ。近くに来るのを今か今かと待っているのだ。
そしてキターッとばかりにジャンプっ。
上にいたオモチャに向かってあずまやの柱をするすると上ってパクリ。お見事。
急にジャンプされたのでお尻の方が切れちゃったけど、確かに、柱にしがみついております。口ではしっかり獲物を捕らえております。
ぴたっとくっついてる感が楽しい。
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