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International CES 2012特集 第12回

CESで見た、日本発売が待ち遠しい最新Ultrabook&ノート

2012年01月17日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Ultrabookの以外の注目製品・展示品

 Ultrabook以外のパソコンは存在感が希薄だったCES 2012だが、いくつか興味深い製品も見られた。下に写真を掲載したのは、マイクロソフトブースで見かけた東芝の変形ノート「Portege M930」。厚さが1.1インチ(約2.8cm)なのでUltrabookの範疇には収まらないが、重さは約1.9kgなのでモバイルノートには含められるだろう。アーム部分の構造は、富士通が2011年に発売した変形スレートPC「TH40/D」と似ている。

赤いボディーが目に鮮やかな「Portege M930」。一見普通のノートパソコンに見えるが……

ディスプレーを支えるアームがこのように折りたたまれて……

タブレットスタイルに変形。ディスプレーは13.3インチ・1280×800ドット

タッチパッドはなく、ノートスタイルのときはキーボード右にあるマウスボタンとスティックポインターで操作する

 サムスンブースでは、Windows 7搭載のUltrabookの横に、ひっそりとグーグルの「Chrome OS」搭載のノート「Chromebook」と、同OS搭載のネットトップが展示されていた。2010年に搭載マシンが初登場した頃は、高速起動やウェブブラウジングを中核に据えたコンセプトで関心を持たれたChromebookであったが、今回の展示は足を止める人も少なく、Ultrabookやタブレット端末の前に、すっかり存在感を失っていた。グーグルが今後、Chrome OSにどのようにコミットしていくのかも今ひとつ不明確な現状では、メーカーも製品を強く訴求できないだろうし、エンドユーザーが感心を持つことも難しいだろう。

サムスンの「Series 5」Chromebook。「第1世代Chromebookより3倍速い」とある。ディスプレーサイズは12.1インチで、ストレージは16GBのSSDを採用。重さは約1.37kg

天板には「chrome」のロゴとマークがある

こちらはChrome OS搭載の「Series 3」Chromebox。「No Blue screen or maintenance」など、メンテナンスやウイルス感染、クラウド保存によるデータ損失の回避といった特徴がうたわれているが、足を止める人も稀だった

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