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いま旬のビジネスPC 第32回

東芝のエントリーモデル 「Satelite B450」を試す

ピークシフト対応機の本当のところ

2011年05月19日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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冷却性能が優秀

 いつも通り、PC本体のベンチマークも行った。ちなみに、今回の評価機が搭載するCPUは、Penryn世代のCeleronで、シングルコア/シングルスレッドで動作する。動作周波数は2.30GHzだ。使用したベンチマークソフトは「CrystalMark2004R3」である。結果は総合性能を表すMarkが「47452」となり、搭載パーツを考えれば妥当な数値と言える。

右側面には光学ドライブとUSB 2.0端子、ヘッドフォンとマイク端子がある

左側面にもUSB端子とコンボ端子、Type IIのPCカードスロットを装備している

 Windows エクスペリエンス インデックスでは、グラフィックスの3.4、ゲーム用グラフィックスが3.3の評価となっているが、それ以外は5.0前後となっている。グラフィックスの評価が若干低めだが、Windowsの挙動やブラウザー表示がもたつくなどということはなかった。

「CPU-Z」の画面。CPUはPenrynだとわかる

「CrystalMark2004R3」によるベンチマーク結果

Windows エクスペリエンス インデックスによる評価

 ノートPCとしてはパーツの冷却能力も気になる。熱が常にこもった状態では、安定動作を妨げたり、PCの寿命を縮めることになる。そこで計測には、CPU温度を表示できる「Core Temp」を使用した。

 結果、アイドル時は34゚C前後で安定し、「CrystalMark2004R3」実行時の最高温度でも50゚Cを超えることはなかった。室温25゚での計測にしては優秀な部類に入る。

アイドル時のCore Tempの画面

CrystalMark2004R3実行後のCore Tempの画面

 バッテリー駆動時間についても計測している。計測ソフトには「BBench」を使い、キーストロークとWeb巡回をONに設定。PC側は無線LANをON、輝度は50%に設定した。

 今回の評価機では、バッテリー残量2%で自動的に休止状態に移行した。それまでの駆動時間は1時間36分32秒だ。

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