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いま旬のビジネスPC 第32回

東芝のエントリーモデル 「Satelite B450」を試す

ピークシフト対応機の本当のところ

2011年05月19日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 震災の影響を受け、政府は電気事業法27条に基づき、電力使用制限令を発動する方針だ。強制力を持ち、違反すると100万円以下の罰金が科せられる。

 これに対し各企業は、サマータイムの導入、休日を稼働日として平日に休暇を入れ込む、窓ガラスに断熱フィルターを貼ってエアコンの使用頻度を減らすなどの検討や対策を始めている。

 PC関連での節電対策といえば、ピークシフト機能に注目が集まっている。ピークシフト機能とは、最も電力が使われる時間帯になると、AC電源ではなくバッテリー電源による駆動に切りかわる仕組みのこと。バッテリー電源を使用している限りは、その時間帯の使用電力に計上されないので、バッテリー駆動とAC駆動を繰り返すことで、ピーク電力の高さを緩和できるというものだ。バッテリー搭載が前提となるため、ノートPCであることが必須条件になる。

 4月1日に東芝から発売された、ビジネスPC「dynabook Satellite B450」(以下、B450)も、ピークシフト機能を搭載した製品のひとつ。Satelliteシリーズのなかでもエントリーモデルに位置している。

「Satelite B450」

 基本スペックは、CPUにCeleron 925(2.30GHz)、PC3-6400規格に準拠したメモリーを1GB、250GBのHDD(5400rpm)など。OSはWindows 7 Professional 32bit版を採用し、直販価格は14万7000円だ。

 BTOに対応し、メモリー容量の増設や、HDDの代わりに128GBのSSDを搭載するなどのカスタマイズを行える。

 今回は評価機として、メモリーを2GB、無線LANを搭載し、フルサイズテンキーを追加したモデルを用意した。直販価格は17万4510円となる。

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