頑丈で傷がつきにくいボディ
日本HPの「HP EliteBook 2560p」は、12.5型液晶を搭載した法人向けモバイルノートPCである。筐体には軽くて丈夫なマグネシウム合金とアルミニウム合金を採用し、高い堅牢性と携帯性を両立させていることが魅力だ。
ディスプレイラッチ部分には、鋳造チタン合金を、ヒンジには精巧に削りだしたアルミニウムを採用し、約2万5000回もの開閉テストをクリアしている。筐体が頑丈なだけでなく、天板やタッチパッドなどに耐久性のある特殊コーティング「HP DuraFinish」を採用しており、傷がつきにくい。
本体のサイズは幅305.2×奥行き209×高さ27.4~32.8mmで、重量は光学ドライブ搭載時が約1.75kg、非搭載時が約1.67kgである(ともに3セルバッテリ搭載時)。サイズの割に重量はやや重めだが、筐体は非常に堅牢で、安心して持ち歩ける。
HP Elitebook 2560pは、モバイルノートPCながら基本性能も高い。CPUとして、最新の第2世代Core iシリーズを搭載。試用機には、Core i5-2520M(2.5GHz)が搭載されていたが、現在BTOで選択できるCPUは、Core i5-2410M(2.3GHz)、Core i5-2540M(2.6GHz)、Core i7-2620M(2.7GHz)の3種類となっているので、後述するベンチマーク結果はあくまで参考程度にしてほしい。
試用機のメモリーは4GBであったが、SO-DIMMスロットを2基装備しており、最大8GBまで増設が可能だ。ストレージは、320GB HDD/500GB HDD/160GB SSDから選択でき、HDDはどちらも高速な7200rpm HDDを採用している。試用機には、320GB HDDが搭載されていた。
光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブまたはDVD-ROMドライブを選べるほか、光学ドライブが不要なら非搭載を選ぶこともできる。
メンテナンス性が高いことも魅力だ。ドライバーなどの工具を使わずに底面カバーを取り外せる「HP Easy Access Door」を採用しており、ストレージやメモリーなどの交換や増設も容易にできる。

この連載の記事
-
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ