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10年の歴史を持つピークシフト機能

ピークシフト──ThinkPadの電力管理、節電だけでなく性能アップも

2011年04月28日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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お話しを伺ったレノボ・ジャパン 第三TVT開発 TVT・ノートブックSW開発の今井拓水さん。ThinkPadの省電力ユーティリティーの開発などを担当している

 電力需要が一気に高まる、真夏の昼下がり。電力不足を乗り切るために、全社のマシンが一斉にAC電源駆動からバッテリー駆動に切り替わる。空になったバッテリーは電力需要が減る夜間に充電──電力不足が危惧される今年の夏を乗り切るため、PC各社が取り組んでいるのが「ピークシフト」だ。

 レノボは3月末に発表したThinkPadにピークシフト機能を標準搭載すると発表した(関連記事)。一見すると、計画停電など「逼迫した社会的要請」に応えるため、急きょ追加されたもののように思える。しかし、そうではないらしい。開発の歴史は意外に古く、約10年前にさかのぼるという(関連記事)。

ピークシフト機能を搭載した製品のひとつ「ThinkPad T420s」

 大和研究所で、ThinkPadの省電力ユーティリティーを開発しているエンジニアに、レノボの省電力化技術の取り組みと、メディアではあまり紹介されないちょっと役立つチップスについて聞いた。

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