3Dに録画機能にLED！　冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第5回

ソニー「BRAVIA」編――4倍駆動など最新技術を意欲的に搭載

ガジェットなど独自のネットワークサービスを展開

　最近の薄型テレビは各社ともネットワーク機能を積極的に採用しているが、ソニーでは「アクトビラ　ビデオ・フル」などのほか、「アプリキャスト」という独自の機能を搭載する（エントリークラスの一部モデルを除く）。

XMBの右側にある「ネットワーク」から、ネットワーク機能の呼び出しなどが行なえる。「アクトビラビデオ・フル」のほか、ウェブブラウザーも使える

「アプリキャスト」を起動すると、放送中の画面の右側に登録したアイコン（ガジェット）が表示され、インターネットから取得した情報などが表示される

　これは、Windowsの「ガジェット」のようなもので、豊富に用意されたアプリを自由に選び、インターネットのニュースなどを画面に表示するもの。同社のAVアンプなどを操作できるリモート操作用アプリなどもある。

設定メニューのネットワーク設定では、無線LANの設定などが可能。ケーブルの引き回しをせずにインターネット接続できる

　インターネット接続は、最新モデルではEthernet端子を使った有線のほか、USB接続の専用無線LANアダプター（UWA-BR100、実売7000円前後）を使ったワイヤレス接続にも対応。AOSSなどの簡単設定にも対応しているので、面倒なネットワークセキュリティの設定も手軽に行なえる。

XMBの「フォト」に並んだサーバー機器。それぞれを選択すると、サーバー内のコンテンツが再生（表示）できる

　また、DLNAクライアントとしても動作する（HX30R、EX30RシリーズのHDD＋BDモデルは、DLNAサーバー機能を搭載）。ネットワーク接続が完了すれば、自動でネットワーク内にあるサーバー機器を検索して、機器名を一覧表示する。サーバー機器ごとに使用する／しないの設定ができるのも便利だ。

　それぞれのDLNAサーバーのコンテンツは、XMBの「ビデオ」や「ミュージック」「フォト」などにの中にあるサーバーアイコンを選択することで、再生可能なAVコンテンツが表示されるようになる。

XMBの「ビデオ」に並んでいる動画配信サービス一覧。先日、新たに「DMM.TV」のサービスが追加された

　ネットワーク機能のもうひとつの特徴が、BRAVIA独自のコンテンツ配信プラットフォーム「ブラビアネットチャンネル」である。多彩な動画配信サービスに対応しており、「YouTube」をはじめ、現在は「FIFAワールドカップ」の歴史的な映像の配信も行なわれている。

「UｰNEXT」のトップページ。各動画配信サービスにより、さまざまなコンテンツが用意されている

「ミュージック」コンテンツには、「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」のコンサート映像の配信サービスがある

　このほか、「U-NEXT」や「DMM.TV」と多彩なサービスに対応する。音楽ファンにとっては、ドイツの「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」が提供するコンサート映像なども楽しみなところだ。

　これらは、ジャンルごとに「ビデオ」や「ミュージック」のコンテンツのひとつとして選択でき、手軽に利用できる。有料コンテンツの支払いなどで入会などの手続きを個別に行なう必要があるが、レンタルビデオ感覚で豊富なコンテンツを楽しみたい人には便利だろう。