ガジェットなど独自のネットワークサービスを展開
最近の薄型テレビは各社ともネットワーク機能を積極的に採用しているが、ソニーでは「アクトビラ ビデオ・フル」などのほか、「アプリキャスト」という独自の機能を搭載する(エントリークラスの一部モデルを除く)。
これは、Windowsの「ガジェット」のようなもので、豊富に用意されたアプリを自由に選び、インターネットのニュースなどを画面に表示するもの。同社のAVアンプなどを操作できるリモート操作用アプリなどもある。
インターネット接続は、最新モデルではEthernet端子を使った有線のほか、USB接続の専用無線LANアダプター(UWA-BR100、実売7000円前後)を使ったワイヤレス接続にも対応。AOSSなどの簡単設定にも対応しているので、面倒なネットワークセキュリティの設定も手軽に行なえる。
また、DLNAクライアントとしても動作する(HX30R、EX30RシリーズのHDD+BDモデルは、DLNAサーバー機能を搭載)。ネットワーク接続が完了すれば、自動でネットワーク内にあるサーバー機器を検索して、機器名を一覧表示する。サーバー機器ごとに使用する/しないの設定ができるのも便利だ。
それぞれのDLNAサーバーのコンテンツは、XMBの「ビデオ」や「ミュージック」「フォト」などにの中にあるサーバーアイコンを選択することで、再生可能なAVコンテンツが表示されるようになる。
ネットワーク機能のもうひとつの特徴が、BRAVIA独自のコンテンツ配信プラットフォーム「ブラビアネットチャンネル」である。多彩な動画配信サービスに対応しており、「YouTube」をはじめ、現在は「FIFAワールドカップ」の歴史的な映像の配信も行なわれている。
このほか、「U-NEXT」や「DMM.TV」と多彩なサービスに対応する。音楽ファンにとっては、ドイツの「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」が提供するコンサート映像なども楽しみなところだ。
これらは、ジャンルごとに「ビデオ」や「ミュージック」のコンテンツのひとつとして選択でき、手軽に利用できる。有料コンテンツの支払いなどで入会などの手続きを個別に行なう必要があるが、レンタルビデオ感覚で豊富なコンテンツを楽しみたい人には便利だろう。
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