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大画面テレビ&BD時代のサラウンド入門 第4回

臨場感が段違い! AVアンプのススメ

2009年11月30日 12時00分更新

文● 大塚 康一

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そのほかのオススメAVアンプはコレだ!

 今回はパイオニアのVSA-919AHを中心に話を進めてきたが、もちろんそのほかにも注目のメーカー、注目の機種はある。最後に、比較的手が出やすいであろう10万円以下のオススメAVアンプを紹介する。


デノン「AVC-1610」

「AVC-1610」

「AVC-1610」(実売価格4万円前後)

 「ドルビー TrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」に加え、最新のフロントハイトチャンネルを加えた「ドルビー ProLogic IIz」に対応。5ch各130W出力で、安定した電流を供給するため、強力な電源を搭載する。

 音に悪影響を及ぼすノイズを防ぎ、クリアーで安定した電源回路を動作させるため、別にスタンバイ専用のパワートランスを持つなど徹底的に音にこだわったアンプだ。


ケンウッド「KRF-V9300H-S」

「KRF-V9300H-S」

「KRF-V9300H-S」(実売価格6万円前後)

 ケンウッド久々の本格的なAVアンプ。「マルチチャンネル・リニアPCM」や「ドルビー TrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」などの最新音声フォーマットに対応する。

 2chステレオからHDオーディオマルチch信号まで、すべての入力ソースを高品位で再生する「ピュアオーディオモード」を搭載。ビデオ信号からの影響をカットして高純度な音を再生できる。


マランツ「NR1501」

「NR1501」

「NR1501」(実売価格4万円前後)

 「アンプの名門」が作った薄型AVアンプ。大画面薄型テレビに合わせた薄型のラックにも、無理なく収納できるスリムでスマートなデザインながら、「ドルビー TrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」をはじめとする最新のHD音声に対応する本格派だ。

 75W×7ch分のパワーアンプを搭載。オートセットアップ機能などにより、手軽に理想的なサラウンド環境を構築できる。


パナソニック「SA-BX500」

「SA-BX500」

「SA-BX500」(実売価格10万円前後)

 高性能DSPを搭載し、「ドルビー TrueHD」や「DTS-HDマスターオーディオ」などにフル対応。5.1ch/7.1chサラウンドのスピーカー接続時でも、ステレオ音声の信号が入力されると配線変更なしに高音質なバイアンプ駆動(対応スピーカーの低域と高域を専用アンプで鳴らす)の2chステレオ再生ができる自動切換機能が凄い! CDも沢山聴くという人に最適。


オンキヨー「TX-SA607」

「TX-SA607」

「TX-SA607」(実売価格5万円前後)

 THX認定など、劇場系サラウンドに強いオンキヨーのエントリーモデル。しかし、いち早くフロントハイトチャンネルを加えた「ドルビー ProLogic IIz」に対応するなど、よりドラマチックで新しい7.1ch環境を構築できる。

 パワーアンプ部はデジタルアンプにありがちなICチップに頼らず、高品質パーツを使った正統派の音質重視型。出力は7ch各185Wもある。


ヤマハ「AX-V765」

「AX-V765」

「AX-V765」(実売価格7万円前後)

 同社の進んだDSP技術をAVアンプに惜しげもなく投入。HD音声に完全対応するほか、お家芸の「シネマDSP-plus」や最新の立体的なサラウンド空間を再現する「シネマDSP<3Dモード>」を搭載(ドルビー ProLogic IIzの好ライバル?)。一般的な7.1ch再生と切替えて使用できる。

 信号経路のシンプル化や強力な電源部で、全7ch各135Wのより純度が高いサウンドを堪能できる。


 さて、ここまで様々な機器を紹介してきたが「家庭の事情でフロントサラウンドすら置けない」という方もいるはず。そこで最終回となる次回は、機材を設置することなくサラウンドを堪能できるサラウンドヘッドフォンを紹介する。


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