Windows XP Homeから7 Starterへ
ネットブックも新OSの時代に
今までのネットブックは、安価なWindows XP Home Editionのネットブック(ULCPC、Ultra Low Cost PC)向けライセンスを採用することで、コストを抑えていた。しかしWindows 7の発売により、2世代前のOSであるWindows XPの販売が終了すると、今後ネットブックなどULCPC向けOSとしては、Windows 7の機能限定版である「Windows 7 Starter」が搭載されることになる。
最近は、12.1ワイド型以上の液晶ディスプレーを搭載したネットブックでも採用できるように、ライセンスが拡大されたWindows XP Home ULCPCであったが、Windows 7 Starterでは、搭載可能なプラットフォームが次のように再定義されたと聞く。
- CPUはシングルコアで、動作周波数は2GHz以下
- メモリー 1GB以下
- 液晶ディスプレーサイズが10.2 ワイド型以下
- ストレージは、HDDの場合250GB以下、SSDなら64GB以下
これにあわせて、各社のネットブックも仕様を変更している。といっても変更点は、従来(XP Home ULCPC)搭載していた160GB HDDを、7 Starterにあわせて250GB HDDに変えたことぐらいだ。そんな中で、NECのネットブック「LaVie Light」シリーズにも、Windows 7 Starter搭載版が登場した。7 Starterになることで、ネットブックの使い勝手はどのように変わったのだろうか?
NECのネットブックは、2008年末に発売された8.9型ワイド液晶搭載の「LaVie Light BL100/RA」を初代として、2009年夏には新デザインのボディーを採用し、CPUの高速化や表示解像度の拡大(1024×576ドットから1024×600ドット表示に)、バッテリー駆動時間の延長を図った二代目「LaVie Light BL300」などがラインアップされている。
今回紹介するWindows 7 Starter搭載モデル「LaVie Light BL330」は、従来のBL300のデザインや主要スペックをほぼそのままに、HDDを160GBから250GBへと増量したものだ。CPUは定番のAtom N280(1.66GHz)で、メモリー1GB。液晶ディスプレーは10.1型ワイドの1024×600ドット表示。もちろん本体サイズはまったく同じで、HDD換装にともない、重さのみ約1.14kgから約1.15kgへとわずかに増加している。
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