大容量6セルバッテリーの
標準搭載は伊達じゃない!
EeePC 1101HAは標準で、容量5600mAhの6セルリチウムイオンバッテリーを搭載する。大容量だけが特徴かと思えば、本体を持つときに、このバッテリーのふくらみが、指をかけるのにちょうどいいグリップとなっているのも興味深い。ちょっと持って移動するときや、バックへの出し入れの際に自然に掴めるようになっていた。
気になるバッテリーの持ち時間に関しては、簡単なベンチマークテストをしてみた。カタログ値では10.7時間となっているが、どれぐらい持つのだろうか? 結果は、期待を“良い方向に”大きく裏切るものだった。
フル充電(約95%)後に、mp3音楽をエンドレス再生しながら、USBフラッシュメモリーに常時アクセスしつつ、テストツール「BBench」を使用して、内蔵無線LAN経由でのインターネットへの連続アクセスとキー入力を行なったところ、バッテリー容量が残り5%になるまで約7時間(6.9時間)動作した。液晶ディスプレーの輝度は調整可能範囲の中央値で、この間のCPU負荷はほぼ50%、空冷ファンもかすかに風切り音が聞こえる程度で回り続けていた。
電力消費量をバッテリー情報表示ツール「YbInfo」でリアルタイムに監視したところ、バックライト輝度変更での電力消費変動が最も大きく、一方でCPU負荷を数%~100%に変化させても、バッテリー消費はそれほど変化しなかった。これには1101HAに搭載された独自技術の「Super Hybrid Engine」が効いているようだ。省エネモードはデフォルトで設定されており、細かな設定変更などはできないものの、Autoモードでバランスよく配分してくれるようだ。
オーディオ再生や無線LAN運用&Webアクセスという電力消費の激しい使い方で7時間。東京から新幹線で博多まで移動しても約5時間で、さらに2時間も使えることになる。付属のACアダプターもコンパクトなもので、充電が2.3時間で完了することを考えれば、一日の業務をバッテリーのみで使うといった運用法も可能になる。正直言って、このロングライフには驚きを禁じ得ない。
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