Aventail E-Class SRAで一歩上のリモートアクセスを
災害や感染症に克つ!ソニックウォールのSSL-VPN
2009年06月24日 09時00分更新
昨今、事業継続プラン(Business Continuity Plan)という観点で、SSL-VPNが注目を集めている。ここではSSL-VPN製品を展開するソニックウォールのクリス・ウィテック氏に事業継続プランとリモートアクセスという観点でお話しを伺った。
小さな災害にもSSL-VPNで対応できる
事業継続プランが企業で重要視されるようになっている。確かに我々は日々さまざまな形の災害に巻き込まれる危険性があり、こうした災害がビジネスに与える影響はきわめて大きい。日本は世界でも指折りの地震大国であるほか、台風などの被害も大きい。また、地下鉄サリン事件以降、テロとも無関係ではいられなくなっている。「事業継続プランが欠けていると、ビジネスにダウンタイムをもたらし、生産性にも大きな影響があります。また、企業の信頼性や評判の悪化につながります。これらは企業に大きな損失を与えることになるでしょう」とソニックウォールのクリス・ウィテック氏は事業継続プランの欠如に警鐘を鳴らす。
しかし、事業継続プランはこうした大規模な災害のみをカバーすればよいわけではない。クリス氏は「たとえば、労働組合のストライキや豪雪による交通障害など、日々起こりうる災害に関してもカバーする必要があります。また、直近では新型インフルエンザのような感染症への対応も必要でしょう」と語る。つまり、大規模災害だけではなく、小規模で軽微と考えられる災害まで幅広く対応できる柔軟な事業継続プランが重要ということだ。
クリス氏はもともとSSL-VPN製品を手がけるアベンテール社の出身で、同社の買収により、現在はソニックウォールのSSL-VPN製品を管轄している。このSSL-VPNが、事業継続プランやディザスタリカバリ(災害復旧)の観点で再び脚光を浴びるようになっているのはご存じの通りだ。SSL-VPNを使えば、従業員を自宅に隔離しつつ、ビジネスを遂行するためのインフラを構築できるからだ。クリス氏は「SSL-VPNを使えば、大規模な災害時はもちろん、伝染病対策や渋滞、ストライキといった、比較的小さい災害においても、センターのオフィスへのアクセスを得ることができます」とSSL-VPNの有効性を説く。
SSL-VPNには、専用クライアントをインストールしなくとも、Webブラウザで簡単にサーバ等にアクセスできるというメリットがある。この簡易さは管理者にとっても、ユーザーにとってもうれしい。また、PCのみならず、携帯電話やPDAなど幅広いデバイスでアクセス可能なのも大きな売りといえる。
(次ページ、包括的なセキュリティ機能や詳細なアクセス制御が売り)
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