梅雨に入り、新型インフルエンザの流行は一段落する可能性も出てきたわけだが、秋冬にはどうなるものか、分かったものではない。いずれにせよ、企業のパンデミック対策は引き続き必須事項となっていくだろう。
サイボウズもまた、自社製品にパンデミック対応機能を追加した。同社の“Webデータベースソフト”「サイボウズ デヂエ8」用に、パンデミック対策のための「感染状況確認」テンプレートを無償配布し始めたのだ。このテンプレートを使うと、全従業員の健康状態を把握できるようになる。
同テンプレートの具体的な機能は以下の通り。
- 登録していない(できない)状態の従業員や感染した従業員をワンクリックで抽出。
- 体温が38度を超える場合は赤色に変化し、ひと目で状況を把握することが可能。
- アクセス権の機能によって、人事担当者など限られた従業員にのみ全従業員の状態の閲覧を許可。
- 個人の7日間の経緯を一覧で表示、家族の健康状態も合わせて把握。
同社では、「新型インフルで表面化したBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の重要性」と題したWebページも公開し、自宅待機時の勤務態勢の重要性を訴えている(関連サイト)。
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