10月20日、丸紅は仮想化デスクトップサービス「VirtuaTop(バーチャトップ)」に、パンデミック対策用パッケージの販売を開始すると発表した。
VirtuaTopは、丸紅のデータセンター内で仮想化デスクトップ環境を運用し、ネットワーク経由で提供するサービス。仮想環境の構築にはVMware ESXを利用しており、Windows XP/Vistaとその上で動作するアプリケーションを利用できる。クライアント側はワイズテクノロジー(Wyse Technology)のシンクライアントやWindows XP/VistaやWindows XP Embedded上のInternet Explorer 6/7からアクセスを行なう。
VirtuaTopの特徴は、料金がデスクトップの台数や期間などに基づく従量制となっている点。そのため、一定期間のプロジェクトに利用したり、部署の拡大に応じて利用台数を増やすといったことが柔軟に行なえる。料金は、初期費用が20万円で、月額費用が仮想デスクトップ1台あたり1万500円(100~200台で1カ月契約時)など。
今回発表されたパンデミックパッケージは、平常時に仮想化デスクトップ環境を予約しておき、パンデミック発生時に迅速な利用を可能とするもの。初期費用20万円、月額費用20万円(丸紅側のデータセンタ回線料込み)で、50台ぶんの仮想化デスクトップ環境が用意され、パンデミック発生時などに利用を申請すると、最短で翌営業日から利用可能となる。
ユーザーが利用を開始してから1カ月以内であれば上記の料金で利用が可能で、それ以降継続して利用する場合、もしくは1年に2回以上利用する場合は通常の料金体系に移行する。
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