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新型インフルのパンデミックに備えよ!第3回

注目を集めるリモートアクセスシステムを紹介

インフルエンザも怖くない!在宅勤務環境はこう作れ

2009年06月01日 09時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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4月22日、メキシコ保健省が自国内で感染が広がっていることを発表し、大きな話題となっているのが豚インフルエンザだ。こうしたインフルエンザ対策は企業においても重要な課題である。社内で感染者が広がる自体になれば、業務にも大きな影響が出てしまうからだ。こうした中、注目を集めるのがリモートアクセスの導入による在宅勤務環境の構築だ。

ITで予防する
社内のインフルエンザ大規模感染

豚インフルエンザのニュースは現在も日々更新

 インフルエンザの蔓延を防ぐ方法としては、感染者から別の人に広がらないように接触を断つ方法がある。実際、国内の多くの学校で豚インフルエンザの感染者の増大を防ぐために休校の措置を執っているのはご存じのとおりだ。ただ企業の場合は簡単に業務を止められない。そこで利用したいのが、自宅や外出先から社内LANに接続するためのリモートアクセス環境である。

 IT化が進んだ現在、社内LAN上のサーバにさえ接続できれば、社外でもパソコンを使って業務を進められるという職種は増えている。そこで自宅から社内サーバに接続するリモートアクセス環境を整えれば、在宅での業務遂行が可能になるというわけだ。

リモートアクセスにもいろんな種類がある

 ただひとくちにリモートアクセスといっても、さまざまな実現方法がある。その中でも一番手っ取り早くリモートアクセス環境を実現できるのは、社内にあるクライアントPCを社外から遠隔操作するリモートデスクトップだろう。

 遠隔操作というとピンと来ないかもしれないが、簡単にいってしまえば接続先(社内LANに接続されたクライアントPC)のデスクトップの内容が目の前のPCのディスプレイに表示され、手元のキーボードとマウスで操作するというもの。アプリケーションやデータも社内のPCのものを使うため、実際に操作するPCに入っていないアプリケーションでも利用可能な上、社内LANもそのまま使えるので、オフィスにいるときと同じ感覚で作業を進められる。

 こうしたリモートデスクトップの機能はWindowsにも搭載されているが、これをインターネット経由で使うのはリスクが大きい。クライアントPCをインターネットからアクセスできる状況に置くことになるからだ。

 そこで利用したいのが、リモートアクセスのために必要な機能とリモートデスクトップの機能を組み合わせたサービスだ。

ASP型のVPNサービスで自宅作業環境を即効構築

 特にインターネットを経由したリモートアクセス環境を構築する場合、通信経路での盗聴や改ざんを防ぐための仕組みは必要不可欠である。さらに利用者を識別するためのユーザー認証の仕組みも重要だ。これらの仕組みを提供した上で、リモートデスクトップを実現するサービスとしては、たとえばソフトイーサの「Desktop VPN」がある。

Desktop VPNの仕組み。ソフトイーサが通信を仲介する(同社資料より)

 Desktop VPNは、WebブラウザとWebサーバ間の安全性を確保するために利用される「SSL(Secure Socket Layer)」を使い、通信内容の暗号化や改ざん検知を実現している。サービスの特徴として、既存のファイアウォールなどの設定をいっさい変えることなく、外部から社内のPCに接続できることが挙げられる。必要になるのは、オフィスにあるPCと社外からのアクセスに利用するPCのそれぞれに専用ソフトウェアをインストールすることだけで、あとはオフィスのPCの電源を常時入れておけばよい。

■関連サイト

 同様のSaaS・ASPサービスとしては、NTTコミュニケーションズの「Biz Communicator」が挙げられる。こちらは外出先のPCに専用USBメモリを挿すだけで、社内LANにリモートアクセスし、社内のPCを遠隔操作できるというもの。重要なファイルを社内に置いたままでも、外出先から手軽に扱えるため、情報漏えい対策としてもきわめて有用だ。USBキー、ID・パスワード、Windowsログオンという3つの認証を使うためセキュアで、大手通信事業者が提供している安定感もある。

(次ページ、手軽なリモートアクセスを実現するIIJダイレクトアクセス)


 

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