2003年12月3日、ニフティがブログサービス「ココログ」をスタートした。それから1年も経たないうちに日本のネット界にブログブームが起き、現在の隆盛につながっている。そのココログを企画し、プロジェクトの中心で急速な拡大の原動力になっていたのが、今回話を伺ったいちる氏だ。
いちる氏は個人でも人気ブログ「小鳥ピヨピヨ」を運営し、編集長としてガジェット紹介ブログ「Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)」の指揮を執るなど精力的に活動。さらに、ブログ用CMS「Movable Type」の開発で名を馳せるシックス・アパートでメディア事業担当ディレクターを務めており、多方面から日本のブログ文化を力強く牽引し続けている。
顔の見えるインターネット 第49回は、そんないちる氏に日本のブログシーンの特色と、サイト管理人としての戦略について聞いた。そして、多様化や細分化という最近の日本文化の傾向とは真逆に向かうような、力強い考えを教えてもらった。

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