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Pentium M対応Mini-ITXマザーボード「LV-671NSMA」 |
先月発売されたCommell製Pentium M対応Mini-ITXマザー「LV-671MP」。そのバリエーションモデル「LV-671NSMA」が本日登場した。「LV-671MP」に装備されていたボード裏のPCカードスロットとCFカードスロットを省略することで、各種Mini-ITX規格ケースに収納可能になったのが大きな特徴だ。
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ボード裏面のPCカードスロットとCFカードスロットを省略することで、各種Mini-ITXケースに収納可能になった | 今回の製品にもブラケット部のパネルが付属しないが、厚みにより高さが合わないということはなくなっているようだ |
前回発売された「LV-671MP」は、チップセットにPentium M対応の“i855GM(+ICH4)”を搭載したMini-ITX規格のマザーとして注目を集めた製品だ。しかし、ボード裏面にPCカードスロットとCFカードスロットが装備されており、その厚みのため一般に市販されているMini-ITX対応ケースには収納できないという欠点があった。その点を解消したのが、今回登場した「LV-671NSMA」。これにより、販売店のOVERTOPでは「一部例外を除き、従来出回っているMini-ITX対応ケースに搭載が可能になった」という。
なお前回同様、今回の製品にもブラケット部のパネルは付属しないが、この点に関しても「Mini-ITX対応ケースであれば、背面インターフェイスはブラケットパネル取り付け穴の中に収まる」とのことなので、一応の解決はみていると言ってよいだろう。
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裏面比較。左「LV-671MA(未発売)」右「LV-671NSMA」は、PCカードスロットとCFカードスロットが省略されているのがわかる | 来週には全4種類の製品が出揃う予定だ |
そのほか「LV-671MP」との仕様上の違いとしては、Mini PCIスロットがMini AGPスロットに変更されているところや、付属のACアダプタ電源が60Wタイプから80Wタイプになったところなどが挙げられる。オンボードインターフェイスは変わらず、チップセット内蔵のVGA機能、6チャンネル対応サウンド、ギガビットイーサネットとなる。
最大のハードルが解消され、通常のMini-ITX対応ケースに搭載が可能になったという意味では、それを理由に購入に踏み切れなかった小型PCマニアのユーザーにとっては大きい。価格はOVERTOPで4万1750円となっている。なお、あまり聞き慣れない“Mini AGP”スロットについては、販売店のOVERTOPでも現在調査中とのこと。対応カードの詳細などがわかり次第、随時店頭などで告知していくということだ。
なおOVERTOPによるとMini PCIスロットを搭載したPCカードスロット、CFカードスロット省略モデル「LV-671NSMP(予価4万750円)」や、Mini AGPスロット搭載のPCカードスロット/CFカードスロット装備モデル「LV-671MA(3万9800円)」も来週入荷予定となっている。さらに、同店ではMini-ITX対応ケースも4~5種類ほど販売しているほか、対応CPUであるPentium Mの販売も行っている。今回の製品も含めてMini-ITX規格のPCに興味のある人は、スタッフまで相談してほしいとのことだ。
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