キューブ型ケースによく似た水冷キット「AquariusIII(型番:A1681)」 |
「Thermaltakeもついにキューブケースを出したんだ…」と思わず言ってしまいそうなほどキューブケースと似たスタイルの水冷キット「AquariusIII(型番:A1681)」が発売された。なお同社からは、同じく水冷キットの「Aquarius II」も発売されている。
カバーのアルミはかなりの肉厚。贅沢な作りといってよいだろう | カバーを外してみるが、内部にはなにもない。本当にキューブ型ケースのよう | |
内部背面側にラジエータと冷却用80mm角ファン(2000~5500rpmの可変式)がある | 水冷タンクは、外したカバーの側面内部に取り付けられている |
Thermaltakeといえば最近は派手な外観のATXケースが印象的だが、今回の「AquariusIII」もそのデザインを踏襲した派手なものとなっている。前作の「Aquarius II」がいわゆる普通の内蔵用水冷キットだったのに対して、今回は外付け、しかもこの外観とずいぶんと様変わりしている。
「CPU(対応するのはSocket478/462/754)を冷やすだけなのに、いったいなぜここまで大きいのだろう?何か驚く仕掛けがこの内部にあるに違いない」などと勝手に思いつつ、分厚いアルミ製の外装カバーを外してみると、しかし何もない。強いてあげれば、内部背面側にラジエータと冷却用80mm角ファン(2000~5500rpmの可変式)があるだけだ。ちなみに水冷タンクは外したカバーの側面内部に取り付けられているが、それほど大容量のものではなく、やはり内部は広すぎという気がする。
ケース背面に取り付ける専用ブラケットとケーブル | 水冷化に必要なものは全て揃っている | |
本体正面にはCPUの温度や水温を表示するパネルが並ぶ | Thermaltakeのケースにも付くが、まさか水冷キットにまでカバンが付くとは…。しかし、友人の家まで持って行き「水冷すげーぜ!」とか自慢できるかも |
外付けということで、冷却水のチューブや温度センサーのケーブルなどはケース内部に引き込む必要があるが、製品にはケース背面に取り付ける専用ブラケットとケーブル(ともに、内部の水冷ヘッドへ繋がっている)が付いている。このブラケットとキューブケース似の本体を、付属の中継ケーブルとチューブでつなぐ仕組みだ。
本体正面にはCPUの温度や水温を表示する液晶パネルが付いているほか、ラジエータのファンの回転数を調節するためのダイヤルと、回転数をデジタル表示するメーターが付いている。またタンク内の水位は、ケース側面から肉眼で確認できるようになっているなどなかなかの凝りよう。価格はTSUKUMO eX.で3万3799円、高速電脳で3万7800円となっている。
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