循環用のチューブがアルミ製の支柱を利用して何重にも巻かれている |
ここ最近“ドイツ製”の水冷パーツが多数発売されているが、今度はXiceというドイツのメーカから水冷キット「WCK-01P」が発売された。同製品は、従来の水冷キットとは異なる冷却システムが特徴で、ラジエータユニットはブック型PCを連想させるユニークな形状となっている。
ラジエータユニットとなる黒い筐体は、サイドパネルに設けられたXマーク(同社のロゴマーク)が青く光るなど、一見すると普通のBook型PCケースのようだ | 電源コネクタ用のブラケット | |
電源はPCに搭載する電源を使用する | 付属のSocket 478に対応した水冷ヘッド |
その注目のラジエータユニットとなる黒い筐体は、サイドパネルに設けられたXマーク(同社のロゴマーク)が青く光るなど、一見すると普通のブック型PCケースのようだ。実際にそのラジエータユニットの内部を見てみると、写真のように循環用のチューブがアルミ製の支柱を利用して何重にも巻かれている。そのほか内部には、従来の水冷キットで見られるようなヒートシンクやファンなどはなく、リザーブタンクとポンプがあるのみという、ファンレス仕様となっている。代理店であるアイティーシーによると「約10mほど巻かれたチューブの内部を冷却水が循環することで、放熱されていく仕組み」ということで、静音性という意味では期待ができそうだ。電源はPCに搭載する電源を使用するようになっており、別に電源コネクタ用のブラケットが付属するほか、Socket 478に対応した水冷ヘッドも付いてくる。
全体のデザインもなかなか凝った作りといえ、黒いPCケースなどと並べて使用すれば、なかなか調和のとれた外観の水冷キットとなりそうだ。販売しているのは高速電脳で価格は3万9800円となっている。
【関連記事】